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「対物から対人へ」

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#地域医療

急な配薬を減らす方法

急な配薬を減らす方法

先日clubhouseで在宅(主に施設)における「今すぐ持ってきて!」を減らす方法について話題になっていました。

みなさんも夕方5時頃にFAXが流れてきて、施設スタッフさんに電話をすると即日持ってきて欲しいとご希望されることは経験があると思います。
もちろん抗生剤などの緊急性が高いものもありますが、中には医療的に緊急性が低いと考えられる整腸剤や外用剤などである場合もあります。

これらが集中した

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対人業務に取り組む中で工夫していること

対人業務に取り組む中で工夫していること

今回はこれまでに僕が対人業務に取り組む中で効率的に業務を行うために講じてきた工夫をご紹介します。
別に特別なことは書いていないので、あまり期待しないで下さい笑

以前こちらで”対物から対人へ”シフトしていくと仕事にどのような変化が起こるか"について書きました。

薬を渡すまでの仕事だと、薬歴を書いてしまえば一旦完結します。
一方で渡した後をフォローすると、仕事の終わりが無くなります。少し極端か

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薬局パートナー(非薬剤師スタッフ)の紹介

薬局パートナー(非薬剤師スタッフ)の紹介

先日Twitterで「今日はいつもの1.5倍の人数の往診同行だった。薬局パートナー3人のおかげで残務なし、定時退社。」というようなことをつぶやいた所、「4人で訪問しているのか!?」的なリアクションをいくつかいただきました。

パートナー制度や薬局パートナーに対する認知度はそこそこあると思っていたので少し驚きました。
というわけで、今日はそんな薬局パートナー(非薬剤師スタッフ)について紹介したいと思

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対物から対人へに必要なマインドセット

対物から対人へに必要なマインドセット

今日は昨日に引き続き「対人から対人へ」シフトさせていく際に僕が大切にしているマインドセットの整理方法について書きます。

対物から対人へ(P→DからP→D→C→Aへ)シフトすると昨日も書いたように以下のような変化が起こります。

P→Dで完結していた時は単なる小売業とも言えるでしょうが、C→Aにシフトした時、それは第3次産業の中でも医療業種の多くが該当する感情労働と呼ばれる業務内容に変貌すると考え

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「対物から対人へ」の考え方

「対物から対人へ」の考え方

今我々薬剤師の置かれている環境は激動を求められています。
それは0402通知や薬機法の改正、2020調剤報酬改定を見れば明らかですが、これらすべての改革の源流は2015年10月23日に厚生労働省が公表した「患者のための薬局ビジョン」にあります。
この時ビジョンとして挙げられたのは「立地から機能へ」「対物から対人へ」「バラバラから1つへ」という3つのキーワードでした。

今日は「対物から対人へ」にフ

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