心と僕と


ギュッと握り締めた拳を広げてみる。

クシャクシャになった心、

折り目がついてしまっている。

丁寧に丁寧にそれをのばして、

それでも少し折れ曲がっていて。

そんな心も、

そんな拳も許してあげよう、

僕にしかつけれない折り目だってあるはずだから。

広げた心に問いかけてみる。

「キミが心地良いのはどんな時かい」

「それはキミから溢れる感情が教えてくれるよ」

心は答えた。

時に人は、

自分を、

今を、

生きているようで生きていなくて。

半身だけをこの世に突っ込んで、

あとの半分はあの世にいってて。

つぶさに、

そして丁寧に、

僕は僕の心を撫でて、

観察するんだ。

何に苛立ち、

何に喜び、

何に価値を感じるのか。


喫茶店で隣に座った2人組の、

たわいもない、

そして内容の無い会話に辟易しながらも、

僕は僕に戻ろうと、

イヤホンの音量を3つ上げた。

いつでも神様は僕を試す。

そっちに行くのか、

こっちにくるのか。

リラックスと、

緊張感を保つための集中力に、

ちょっぴり大変さを感じる事もあるけれど、

きっとその丁寧さの先に、

新しい僕と、

世界が待ってる気がして、

無理矢理じゃないポジティブと、

一緒に旅を進めたいと思うんだ。

心といつも、

ちゃんと対話をしていたいんだ、

本当の僕であり続けたいから。


ともですっ、最後までご覧頂き本当にありがとうございます^^