【Weekly不満】日傘にクールダウン機能を集約し”ハブ”化させたい(~2022/7/3の生活者不満)
こんにちは。Insight Tech CEO 伊藤です。「声が届く世の中を創る」の実現に向けて不満買取センターを運営しています。
このnoteでの連載として「先週の生活者不満」をお届けしています。
この企画は毎週月曜~木曜日に放送されているJ-WAVE TOKYO MORINING RADIOの毎週木曜日のコーナー「データから導く<Better Life>」と連動しております。毎週ナビゲータの別所哲也さんに先週の生活者不満からみえる「Better Life」をお届け頂いています。是非ラジオもお聴きくださいね。
先週の生活者不満(~2022/7/3)
注目するのは「前の週と比較して増加が目立ったキーワード」。そのキーワードの出現件数を反映したワードクラウド(下図)をみると「先週はこんな不満が目立ったみたい」という理解ができます。
先週は記録的に短い梅雨が明け、「猛暑」が続いたことで、「暑さ」、「節電」、「水不足」といったキーワードがトレンドワードとなりました。記録的な暑さが続きます。水分補給をこまめにするなど、熱中症にくれぐれも気を付けてください。
そのようななか、今週注目するのは猛暑関連の不満である①「アスファルト」、②「日傘」です。これらも先週増加が目立ちました。どのような不満なのか、早速見ていきましょう。
アスファルトの熱を冷やせればいいのに
記録的な暑さが続く中で、「アスファルト」への不満が増加しました。具体的な声をみると、「アスファルトから熱が放たれて歩いていると気温以上に暑さを感じる」という不満です。
アスファルトから放たれる熱が熱い、という不満に加え、アスファルトの温度を下げられる技術や熱がこもらない新たな舗装技術に対する期待の声が聞かれます。
特に、地面(アスファルト)に近い位置にある、「犬(の散歩)」や「子供」への影響を気にする不満が目立っています。
都市部での暑さの体感は気温だけでなく、アスファルトから放たれる熱も一因になっています。この解決は、都市に住む人たちの安全性・快適性を高めるだけでなく、都市全体の省エネルギーや地球温暖化防止に貢献すると考えられ、生活者から強いの期待が寄せられています。
新しい技術によって解決し得る社会課題ということができそうです。
日傘にクールダウン機能を集約し
”ハブ”化させたい
記録的な暑さの中で男性を含め「日傘」の利用が目立っています。百貨店等での売れ行きも上々のようで、暑さを避けるためのグッズとして今年は例年以上に重宝されそうです。
その「日傘」へも多くの不満が寄せられています。どれも「日傘」の機能をアップデートするアイデアが含まれている、まさに「イノベーションの種」といえそうです。
具体的には、ベビーカーで押していると日傘がさせない、日傘に扇風機がセット出来て日陰の中で風の涼しさを味わえればいいのに、保冷剤を日傘にセット出来たら涼しいのに、といった声です。
日傘を単に”日よけするための道具”としてだけでなく、日よけ+αの機能をアドオン(追加)することができる”ハブ”にできたらいいのにという期待がうかがえます。
つまり、日傘というデバイスに色々なクールダウン機能を自分で追加できたらいいのに、というニーズです。
その他にも、「日傘の中に冷気が出てくる機能」や「ランドセルにセット出来て荷物も安全に持つことができる機能」など、猛暑を快適に乗り切りたいという願望から様々なアイデアが寄せられています。
「日傘を持てば、日よけだけでなく、涼しい風や冷たさをワンストップで享受できるようになればいいのに」。そんな真相欲求がありそうです。
今週は先週よりは気温が下がりそうですが、引き続き熱中症対策等に気を付けながらお過ごしください。
皆さんの一週間が笑顔であふれるものとなりますように。
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