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こんなワタシですが、何か?

と、白いチョークで黒板に大きく書きました。

とある神戸の高校の特別授業でのお話です。

その日のテーマは
“アイデンティティを学ぶ”120分。
企業のコーポレートアイデンティティについて
企画学の一環としてレクチャーをしました。
いわゆるCIですね。

アイデンティティって何?
直ぐに頭に浮かぶのが
発達心理学者のエリク・エリクソン。
自我同一性。
私が私であること。
らしさ、とかめっちゃそれっぽいこと。
理念の具現化戦略。
一本筋が通っていること。
固有のフィロソフィー。


ん〜、わからんわ。その説明じゃ。

高校生の諸君に問えば
「他と異なる本質の存在性を定義づける概念」
びっくりするほどの専門的な答えも・・・。

頭の中が団子結びにならないうちに
アイデンティティを一言で言えばと言いながら
黒板に書いたのが、それです。

いいことも悪いこともないのです。
勝手にアナタを評価するのはアナタではなく
誰かさんなのです。
誰かさんの評価は
人間関係や社会生活の中で
参考にしたり同意することが必要な時もありますが
決してアナタであることは揺るがないでください。
アナタのアイデンティティは
アナタであることの証明。
アナタそのものなのですから。

胸を張って言ってほしい。
だってこれが
私のアイデンティティなのですから・・・何か?

それが言いたかったのです。


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