西谷友宏

企画書づくりをしています。思い起こせばそのお仕事を始めてから40年も経ちました。 元々…

西谷友宏

企画書づくりをしています。思い起こせばそのお仕事を始めてから40年も経ちました。 元々、取材ライターやコピーライティングをやっておりました。 分野を超えた企画書をオールマイティーにこなしています(つもりです)。 企画書づくり生活とそれに付随した様々なコトを綴ります。

最近の記事

お喋りします

専門用語が満載のヘチ難しいレクチャーではなく ねえ、聞いてくださいよ、的な 普段の会話みたいな講座をしたいなと考え 8月の火曜日、5回の場を設けました。 場所はけいはんなプラザ1階・ミラトリエです。 実験的なことをしたいので無料です。 長く企画ライターというお仕事をやってきて もうそろそろ喋ってもいいだろうと考え …喋ります。 スタートアップや 起業を企てている方にも 新しい事業を考えている方にも とんでもないことを始めようと企んでいる方にも あるいはこれからの生き方を考

    • 実学が売り?

      実学が売り? 実学の何とか大学。 秀でた実学を学ぶ。 社会で生きる実学が身に付く。 企業に求められる実学。 実学に徹した教育。 えっ? 大学って何するところだったっけ。 基礎研究に没頭している学生に 愚痴を聞きました。 就職課の先生に言われたそうです。 そんなものは社会に出ても役立たない。 企業はそんな人材を求めていない。 基礎研究もいいけど もっと実学を学ばなければ。 確かに現実はそうなのかも知れません。 確かに基礎研究や芸術では 求める企業もかなり絞られるかも

      • 曖昧な言葉で成り立っている

        定義のない言葉が 身の回りに溢れていて それが案外、大事な言葉だったりします。 「意識」って。 「愛」って。 「優しい」って。 「幸せ」って。 「文明」って。 「文化」って。 「心」って。 「命」って。 少なくとも日本語を理解する人が 同じ定義を共有してるとは思えません。 植物には意識がある? 愛がすべて。 優しさを大切に。 あなたは幸せですか? 新文明を造る。 文化的な生活。 AIに心は存在しますか? 曖昧な定義の上で お互いが解り合っている気になります。 あるいは

        • 答えはすでに用意されている

          企画書を長く書いていると 請負仕事の多くは すでに最初から存在する 企てを達成するために 制作するものであると気づいていました。 企画書には 必ず裏付けのページがあって そこに記載されてものは リサーチとか専門的な分析の結果から 導き出された方向性を踏まえたものだと 信じていませんか? 例えば 仮にリサーチと分析の結果、 跡地は子どもの広場にすべきだと 企画書で主張しても 最初のオーダーになければ…却下。 それとは無関係に マンションが立ち並ぶわけですね。 依頼主が建

        お喋りします

          ランドセルの重さに驚いた

          小学生が登下校する時に背負うランドセル。 持たせてもらいました。 お、重い。 その上に水筒に体操服に さらに図画用品、給食セット。 最近はそれに加え パッドとかパソコンとかも。 毎日の登下校が難行苦行です。 その肩に食い込むランドセルですが どうやら最近の教科書は A4サイズになっていることも原因だそうです。 仕事でも、重いから 最近はノート関係はA5にしているのですが。 しかも副読本的な冊子とか 宿題のためのドリルとかもあるようです。 厚着の日や 傘を持って

          ランドセルの重さに驚いた

          先生って、誰?

          ではこの議案については 著名人の先生をお招きして ご意見を承りながら 懇話会で検討しましょう。 という話が出る度に “著名人”って誰?と思います。 結果、その手の懇話会では その「誰」の意見に決まる感じですね。 ある意味 決定責任を押し付けられる人なのでしょうか。 だって、先生がおっしゃったことなので。 世の中には謎の偉い呼び名の先生方が たくさんいらっしゃいます。 著名人 知識人 有識者 人格者 有力者 実力派 大御所 学識経験者 カリスマ 名士 重鎮 ・ ・ す

          先生って、誰?

          MacのOSが!

          年末と保証期間切れ直前になると。 必ず!何かやらかしてくれます。 Macの不都合。 今回はOSのアップデートの最中に 機能停止。 自力での復旧をいろいろと試しましたが すべてが無駄な抵抗でした。 とりあえず書かなければならない原稿を 普通の五倍くらいの時間を費やし iPadと苦手で好きでもないなWindowsで 仕上げました。 一方、マックケアへ持って行って 窓口のスタッフさんに いろいろ教えていただいた方法も まったく効果なし・・・。 自力修復の希望も砕け散り

          MacのOSが!

          やっぱり電話が苦手

          仕事でもそうです。 特に発信者不明の電話には出ません。 発信者がわかっても 直ぐに出ないこともあります。 できればメールで要件を、とお願いします。 中には電話が大好きで 何度もお願いしても 「全然、電話に出てくれない!」と 不満を言われることがあります。 相手様にはこう理由を伝えます。 電話は記録に残らない。 例えば時間とか金額とか ちょっとしたニュアンスのようなものが お互い違う解釈で受け取る恐れもあります。 言った!言ってない!の トラブルの原因にもなります。 なの

          やっぱり電話が苦手

          越境します

          ボクらが小学校の頃 越境入学ってのがありました。 首から定期券と言う通行手形をぶら下げて 登校して来る同級生。 学校まで歩いて5分の所に住んでいたボクは 越境入学ってのが羨ましく思っていました。 友人にはなぜか越境入学者が多く 友人宅まで遊びに行くと 自分が住んでいる地域とは全然違う 異世界感にワクワクしました。 “越境”という言葉に 憧れをずっと持っていました。 峠を越えると何があるのだろうか。 見たこともない世界が広がっているのでしょうか。 感動と悦楽の世界でしょ

          越境します

          「なんじゃら理論」の味わい

          よく聞きます。 「なんじゃら理論」って言葉。 コンサルの方は特に。 実例です。 とあるコンサル会社の 例えばこーゆー売り文句。 ーーーーーーーーーー 我社が独自で開発した究極の戦略メソッド、HSM理論に基づく人材能力顕現化システム構築プロジェクト。 トップマネージメントの統括的管理体制を恒常的に軽減化することが、多くの企業からもその実績は高く評価されています。 ーーーーーーーーーー とまあ、 ツッコミどころだらけではありますが。 着目したいのは「HSM理論」って何、っ

          「なんじゃら理論」の味わい

          こんなワタシですが、何か?

          と、白いチョークで黒板に大きく書きました。 とある神戸の高校の特別授業でのお話です。 その日のテーマは “アイデンティティを学ぶ”120分。 企業のコーポレートアイデンティティについて 企画学の一環としてレクチャーをしました。 いわゆるCIですね。 アイデンティティって何? 直ぐに頭に浮かぶのが 発達心理学者のエリク・エリクソン。 自我同一性。 私が私であること。 らしさ、とかめっちゃそれっぽいこと。 理念の具現化戦略。 一本筋が通っていること。 固有のフィロソフィー。

          こんなワタシですが、何か?

          筆記具にこだわると書くことが好きになる

          企画書をつくる時は まず鉛筆で下書きを描くようにしています。 鉛筆で描いたからと言っても 消しゴムで修正することはありません。 罫線のない白地のノートが真っ黒になるまで 頭の中に浮かんだ図や言葉を ノートにアウトプットしていきます。 鉛筆は6Bが理想です。 それでも紙に穴が空くほど力を入れて書きます。 なので、右手がいつも真っ黒になります。 最近はできれば6B芯での 太目で濃いシャーペンも使います。 あと、文章の下書きは万年筆を使います。 昔から万年筆が好きだからです

          筆記具にこだわると書くことが好きになる

          だから、いつになったら出来るんだ?

          出来ません。 たぶんそれはずっと未完成です。 ボクは企画書を作る仕事をしています。 この仕事を始めて40年余りになります。 好きでやっています。 たぶん、好きでなければ続けられない仕事です。 いつになったら出来るのだ!という言葉。 よく言われてきた言葉です。 納期はまだまだ先なのに 一刻も早く見たい人がいるのですね。 企画書づくりをしているのなら 「自分自身の人生の夢を企画書にすれば?」と 何人かの人に言われたことがあります。 なるほどと思い、取り組んだこともあります。

          だから、いつになったら出来るんだ?