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わくちゃんの冒険②〜信じて、見守ること

「わくわく」を司る、わくちゃん。

「現実的な目で統制する」、まもるくん。

その2人の冒険の変遷、第二話です。

第二話「まもるくんの変化」

わくちゃんとまもるくんは冒険に出かけた。
わくちゃんがわくわくに従って行動していると、エネルギーがどんどんみなぎってとっても生き生きとしている


あぁ、本来の私はこうだったんだぁ‥!

わくちゃんは、子どもの頃の無邪気で好奇心たっぷりの、わくわくすることに貪欲だった頃の自分を思い出していた。

初めはあれこれ心配で わくちゃんから目が離せなかったまもるくんも
わくわくの暖かいエネルギーのそばにいて
心配や恐れが小さくなっていくのが分かった。
今までまもるくんの行動源は心配や恐れといったマイナスの感情だったけれど
やりたいことやわくわくを行動源にするのも悪くないな、と思うようになった。

何よりわくちゃんは自分で自分の体を使うことで
エネルギーの調整が段々とできるようになっていった。
現実的な判断も、色々な場面を経験することで自分なりにできるようになっていった。
横にいてずっとわくちゃんを守っていたまもるくんは
一歩わくちゃんのうしろに下がった。

うしろで見守っているくらいがちょうどいい
わくちゃんのエネルギーをさえぎらないように
サポート役に回ろう


まもるくんはわくちゃんにいちいち口出しすることをやめた。
でもわくちゃんのうしろではずっと見守っている一番の応援者であり理解者になった。

まもるくんもわくちゃんのことを知っているようで知らなかったのかもしれない
冒険の旅を通して
相手にまかせて見守ることの大切さに気付いたのだ

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まもるくんは、長いこと「やりたいことをやりたいようにやる」わくちゃんを檻の中に閉じ込めていて、冒険をし始めた時も心配から見守り役として一緒についていくことにしました。

その行動原理は、「周りから外れたことをすると、悪いことがあるかもしれない」という恐れや不安からでした。

でも、「あぁ、これが自分だ!」という自分らしさに気づいて生き生きとしているわくちゃんをそばで見ていて、

その生のエネルギーに圧倒されていきます。

また、そこで自分の今までの過干渉に気づく訳です。

初めから完璧な人はいません。自分のからだや経験を通して、少しずつ相手との距離感や自分のできること、限界、力の調整やなんかを学んでいきます。

必要なことは「信じて見守る」ことだったんだ

それに気づいて、少し後ろの位置からわくちゃんを見守ることにしたまもるくん。

まだまだ冒険は続きます。

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