変化することじゃなく、変化に気づく目を養うこと
子育てを通して養われた小さな力
小さなことをコツコツと積み重ねる。
でも、これってそう簡単に大きな変化が感じられるわけじゃない。
例えばnote。まだ30日くらいだけど、毎日更新を続けている。じゃあ、更新前と今とで大きな成果が上がったかといえば、特にない。
他にもランニングや自宅でのトレーニング、お弁当作りや家計簿アプリの記録などなど。習慣としてコツコツ積み重ねている。
成果が見えないのに、続けるってシンドい時がある。
でも、これって子育ても近いものがあるなと、ふと感じた。
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子どもって、産まれた時はまだふにゃふにゃで目も開けられないし、寝返りもうてない。それが少しずつ、首が座って寝返りして、ハイハイして。
覚えた単語を何となく発するようになったかと思えば、いつの間にか「会話」ができるようになっている。
振り返れば、その変化はたったの数年でダイナミックに訪れているのだけど、毎日の中では本当に小さな小さな変化の積み重ね。
子育てを通じて、僕の中に養われたことがあるのだとしたら、この小さな変化に気がつくこと、かと思う。
いつまで経っても上手に箸を使えない姿にモヤモヤしたり。
他の子はひらがな読めるのに、うちの子は読めない、なんてがっかりしたり。
そんなことも、あるかもしれない。
日常の小さな成長って、そんなものなのかもしれない。
だから、大切なのは子どもを変化させたり、いそいで成長させたりすることじゃない。箸が上手に使えることや、ひらがなを他の子より少し早く読めるようになることになんて、僕は大した意味はない気がする。
それよりも、小さな変化に気がついて、喜べることが子育てを楽にしてくれるのだと思う。
あ、これって自分自身にも当てはまるのかもしれない。
成果が見えない小さな努力を積み重ねる時。
大切なのは、変化をすることそのものよりも、小さな変化に気がつくことなんじゃないだろうか。
昨日よりも少し納得のいく文章が書けた。
昨日よりも筋肉痛にならなかった。
昨日よりも盛り付けが少し上手にできた。
なんでもいいのかもしれない。
でも、自分に対しても、子どもに対しても、他人に対しても。
小さな変化に気がつく目を養うことができたら、子育てや仕事や生きるってことがもっと楽しくなりそうな気がしている。
子育てを通して、こうした目が養われるのだとしたら、子育てってなんてすごいことなんだろう。
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