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【読書録】思考の教室(戸田山和久・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleから自分にメールで送りコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

読書会は、一般の方でもお試し参加もできるので、興味のある方はぜひ!

読書が苦手な方も、読書習慣が手に入ります!
読書が得意な方は、ワンランク上の読書が身につきます。

ビジョナリー読書クラブのお試し参加の詳細はこちら。

今回読んだ本はこちら。

いつものように、Kindle Unlimitedで気になった本を物色。「思考」これはなんだか面白そう!

それでは早速ご紹介しましょう。

【引用その1】「よく」考える

「よく」考えるにはそれなりの時間がかかるので、時間をかけて考えることと、よく考えることはイコールだと思われてしまうけど、そうではない。「よく考える」には、ちょうど良いところで考えるのをやめて行動に移ること、考えのやめどきをうまくつかむこと、考えからうまく脱出することも含まれていそうだ。つまり、「よく考える」とは、むしろ「じょうずに考え、自分の考えとうまく付き合う」ことだと言ったほうがよい。

時間をかけて考えるのと、よく考えるのはイコールではない。これが分からずに考えている人って多いのかもしれません。

考えるのも作業の一つだと思います。そのため、時間をかけたら質が良くなるかもしれない。でも、結論の出ない思考というのは時間の浪費もつながるので、どこかで「終わり」にする必要があります。

「よく考える」という定義を見つめ直してみたいですね。


【引用その2】自分に突っ込む

「じょうずな論理的思考」とは、自分がこれまでに知ったり考えたりしたことを超えたことがらを考え、主張しようとすること。しかし、それだとツッコミが入る可能性がある。その可能性を引き受けて、できるかぎり強力なツッコミは阻止できるように、サポート関係をしっかりつくりあげながら考え、主張しなければならない。これが「強いサポート」ということである。

子供向けの「論理」の話ですが、これってできていない大人が多い。自分の発言に対して突っ込みが入ることが予想できていないんです。突っ込みが予測できるなら、自分の論理を補強(サポート)するすべを事前に考えるべき。

ただ伝えるのではなく、説得力を持って相手に納得してもらう必要があります。


【引用その3】意見と自分自身は違う

人の意見とその人をごっちゃにしないということだ。自分の意見と自分とは別だ。キミの意見が批判されたとしても、キミという人間が批判されたわけではない。逆に、相手の意見への批判と、相手の人格への批判とは区別しないといけない。相手の意見をちゃんとまともに扱って、適切に批判すべきところを批判することは、むしろ相手の人格を尊重していることなんだから。

自分の意見=自分自身

そんな誤解をしているかもしれません。そのため、ちょっと突っ込まれたり、否定されたりすると、自分そのものが否定されたように感じます。

私は、今まで本を32冊書いてきましたが、Amazonの書評を見るとまあ……辛辣なものもあります(笑)でも、それは、本が否定されているだけであって、私の人格や仕事が否定されているわけではない。そこを分けて考えるのが重要ですね。


【引用その4】生産的に批判する

批判・反論はみんなで正解に近づくためにおこなわれるものなので、本来生産的なものだ。そうすると、考えなきゃいけないのは、どういう批判や反論なら生産的なのか、ということだ。逆に、どんな批判が不毛な批判になってしまうのだろうか。  まず、反論には二種類あるということに注意してもらおう。「反論」って、「反対な論」とも「論に反対」ともとれるよね。これらがここでいう「二種類の反論」のそれぞれに相当する。

生産的な否定活動って大事ですよね。それを相手も理解していて議論になる。議論によって、何かよりよいものが生まれる。この循環が生まれない批判って、本当に意味がないですよね。

相手を中傷したり、罵倒したり、あるいは論破してストレス発散をしている。それって最悪な活動。相手からは嫌われるかも知れないし、わかりにいた人も離れていくかも知れない。そこに気付くべきですね。


まとめ&宣言

否定できるものはしっかり否定して、自分の意見を伝えます。

そして、よりよいものを一緒に生み出していきたいと思います。



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