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タンザニアの「朝活」

皆さんは「朝活」してますか?

タンザニアで私はユニークな「朝活」をしています。

アフリカで朝活が流行っているの?と驚かれたあなた。この記事を読むと「朝活」の新しい視点が手に入ると思います。


朝がとにかく早い

私の子供は小学1年生で、学校にはスクールバスで通っています。この学校の動きが朝から早いことに、まず驚きました。

例えば、小学校の授業参観や親子面談は、朝7時から始まります。

スクールバスは朝6時15分に迎えに来てくれます。

学校の先生とメールのやりとりをしていても、朝7時前に普通に返事がくるんです。

先日は、子供の水泳の先生と電話で懇談をしたのですが、時間を決める時も「じゃあ、7時に電話してくださいね~。」と言われ本当に朝早いんだなと改めて感心したところです。

ちなみに、学校の授業は7時10分スタートです。

タンザニアに引っ越してきたばかりの親たちの間では、この「朝が早い」問題が最初の難関になるようです。

うちの小1の娘は、最初の頃は半分寝ぼけた状態で朝ごはんを食べ、スクールバスに乗っていましたが、やっと最近は朝もしゃきっと起きてくるようになりました。親の私もお弁当を作らないといけないので、5時半には起きています。

子供をスクールバスに無事にのせて送り出すと、今日も寝過ごさなくてよかったとどっと安心します。

朝5時からの「朝活」レストラン

レストランやスーパーは日本と同じような営業時間ですが、先日、朝からパーティーをしているレストランを見つけました。

海辺の人気のあるレストランで、朝5時から始まる「サンライズパーティ」があったのです。

朝日を見ながらダンスをして一日を元気にスタートしようというもので、朝6時過ぎには、もうオープンテラスのあるレストランはすでに満席で、多くの人が音楽に合わせて踊っていました。

朝日が昇る直前には、カウントダウンが始まり、最後には花火が打ち上げられて盛り上がりました。このような高いテンションを朝から維持できるのはすごいなと感心しました。

朝7時頃には、帰っていくお客さんや客を待つタクシーでレストラン周辺がごった返し、まだ朝7時とは思えないような状態。

これは毎週開催されるものではなく、ときおり行われる特別なイベントのようです。しかし、このイベントはタンザニア人がいかに朝に強いかを象徴しているように感じます。

なぜタンザニアの人は朝活をするの?


タンザニアの人達に聞くと一番の理由は暑いからだそうです。タンザニアは赤道直下に位置するため、年間を通して最高気温は30度近くと年中暑い国です。そのため、スポーツなど学校の屋外で行う授業は午前中に行うなど、熱中症対策がされています。

また、村では、家畜の世話や農作業があるので、早朝のまだ暑くなる前に行うために朝が早く、また電気が限られているので、夜が早いそうです。私の家に時々お願いしている庭師のおじさんも、朝6時に現われ、正午前には帰っていきます。

また、安全性を指摘する人もいます。アフリカの多くの都市では、日没後の時間帯には犯罪が増える傾向があります。そのため、人々は朝早くから活動を始め、暗くなる前に仕事を終えるようにすることが求められるようです。

タンザニアの朝活というと、人口の約半分がイスラム教徒というお国柄もあり、朝はお祈りをしてスタートするという人も多いです。

タンザニアらしい朝

私は、週末の早朝にグループでランニングをしていますが、朝にしか見れないタンザニアらしい光景が気に入っています。

それは、昼間は警備として働いているマサイ族たちがあちこちで朝の散歩をしているところと、朝だけ庭に現れるクジャクの親子たちの姿です。朝早く起きたからこそ見ることができるタンザニアならではの風景だなと感じています。

タンザニアの朝活から日本が学べること

子供を持つ親として気づいた今回の学校が朝早いという事例ですが、これは働く親にとって、とても良いシステムではないかと感じます。

授業参観や親子面談が朝いちに行われるので、こちらでは両親がそろって一緒に参加することが一般的です。日本でも、学校のイベントを朝いちばんにすることで、両親が出勤前にそろって子供の活動を見ることができる機会が増えるのかなと思いました。

まとめ

タンザニアは毎日暑いので、朝活は「暑さを避けるため」「安全のため」という実用的な理由である印象がありまし、日本の「朝活」とはちょっと
イメージが違いますね。

それでも、タンザニアでしか体験できないこういった「朝活」が
私はとても気に入っています。

すてに朝活をしているあなたも、朝活に興味のあるあなたも、ぜひ、
自分だけの特別な「朝活」を見つけてみてくださいね。

#朝のルーティーン
#この経験に学べ

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