振られることを恐れるな

僕は今日好きな人に振られた。

出会い

僕は今大学4年生。大学に入ってから好きな人すら出来なかった。もちろん街ゆくカップルを見ていいなと思うことはしばしばあったが、高校で大失恋をしてから無意識のうちに自制していたのかもしれない。

夏の猛暑がきつくなってきたある日、バイト先に1人の女の子がやってきた。僕は一目惚れした。

彼女は色白で黒髪、話すと落ち着くし、一緒にいると元気が出てくる太陽みたいな存在だった。お酒も大好きで、破天荒、意外とサバサバしててまぁまぁ毒舌。他人に興味がなく、フットワークは超絶軽くて周りには異性同性沢山の友達がいて愛想は凄くいい子だった。

お分かりの通り、恋愛フィルターのかかった僕の目には全てが可愛く見えていた(キモいな…)

彼女とは基本毎週末のバイトでしか会うことはない。ただ、そこで一緒に時間を過ごしていくうちに僕は彼女にさらに惹かれていった。毎週末に会えることを一週間のモチベーションのしてた時もあったくらいだ(キモい)

初めてのデート

そんな中僕は彼女をご飯に誘った。出会って3ヶ月経った10月〜11月に2回だけ。

このときは彼氏はいなかったと後から知ることになるのだが、当時はずっと「どうして彼氏がいるのにご飯に行ってくれるのだろう」と考えていた。そのせいか、なかなか男らしい行動もうつせず、結局友達止まりだった。

ご飯の後の向こうからのLINEには「楽しかった」という言葉はお世辞でもなかった。その時点で薄々気づいていたけどね。

告白

彼女はとても忙しいタイプの人間で、色々あって12月を予定していた3回目の約束は無くなった。僕はそこで告白をしようと思っていたがおじゃんになり考えた。

「このままもやもやしたままでいいのか」と

それから数日後に電話で告白した。自分の気持ちを。

もちろん振られた。友達としてしか見ていなかったこと、最近彼氏と別れて将来について考えはじめていること。

僕は来年院生、彼女は社会人。そういう苦悩を抱えている読者の方も何名かいるのではないだろうか。

正直振られた理由は前者一択だと思うけどね。

まぁ、この告白で僕はスッキリした。自分の心のもやを晴らすことができたし、自分なりにも想いを伝えることができた。

振られてから

その週末、バイトで顔を合わしたが普段通り「友達として」接することができた。

だけどまぁ恋心はそんな簡単なものではなく、会えばやはり好きは増してしまう。いくら心の奥に気持ちをしまっていても簡単に忘れることはできない。

そして話の流れは今日(今は夜なので正確には昨日)になる。

今日はたまたまバイトは2人だけ。(社員さんはいた)

ご飯を誘うなら絶好のチャンスだ！と思っていたが、相手が二日酔いでそんな雰囲気ではなく、昼になるとバイトの子は1人増え、また彼女は体調が悪化して早退した。

一緒に帰る予定だったし、前日にいくつかお店を調べていた。しかしこの時点で僕のプランは崩れ落ちた。ほんとうまくいかないものである。

その後色々友達に相談してLINEで誘ってみた。

しかし、「予定がある」「一生バイト」と言われてもう諦めるしかなかった。鈍感な僕でさえ気づいた。

「もう私はあなたとご飯に行きたくない。けど直接言わないから気づいてね、いや、気づけ。こっちはもう興味すら無いんや勘違いすんな。もう連絡しないで。」

とね。

成長

僕は彼女に振られ、そして嫌われた。2回振られたようなものである。

12月いつバイトに入るかを聞いていたが彼女に会うことはもう無い。流石に日を被せるのはやめておこうと思う。

この記事を彼女や友人に見られる可能性もあると思うとゾッとするがあえて残したい。僕は彼女と出会い、自分を磨こうと思えたし、相手との会話を意識するようになった。彼女には本当に感謝している。そして自分でもよく驚いている。

「人は恋をするとこんなにも変わることができるのか」

と。

実際髪型やメガネを変えて色んな人にかっこよくなったと言われた。まぁ1番言われたい人に言われなかったけど。

皆さんに

こんな拙い文章をここまで読んでくれてありがとう。

僕が皆さんに共有したいことは

「告白しようか迷っているなら告白しよう」

「言いたいことがあるならその時に言うべき」

「ご飯や告白はLINEや電話ではなく直接言う」

「後悔のないように自分の気持ちをはしっかり伝える」

「相手の顔色を伺いすぎない、自分らしさを出す」

「相手に嫌われることを恐れるな」

「LINEの返信スピードなんて気にしない」

「脈ありとか脈なしとか調べてる時間があったら筋トレする。大体取り越し苦労だから」

「友達やネットの意見を見るのはいいが参考程度に」

「諦めると決めたら会わない！連絡を取らない！」

「振られても大丈夫、素敵な女性は大勢いる」

「自分を見出してくれる人は必ず見つかる(はず笑)」

「また明日！」が明日も言えるとは限らない。

恋は朧で脆く儚い。そして別れは突然やってくる。

あなたにパートナーがいるなら大事にしてほしい。

恋愛ってさ好きになったら負けなんだよね。

でも僕は自分磨きを怠らないよ。

絶対幸せになってやるさ。

最後まで読んでくれてありがとう。