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お皿の中の自然。わたしたちのなかの自然。
壱岐島のYOGAセラピストあゆみちゃんとのリトリート’島とつむぐリトリート’では、
料理しているけれど、わたし自身は何もしていない、そんな感覚があります。
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壱岐島の素晴らしいめぐみをそのまま手渡す。
このアーユルヴェーダリトリートでは、壱岐島の自然やその時にある旬の食材を信頼し、
ただ手渡すということを意識しています。
ゲストさんには、まず最初に、すべて壱岐島の今ある食材でおつくりしたということと、
ひとつひとつ五感に耳を澄ませて食べてみてください。ということをお伝えしています。
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自然のなかにある、渋みやえぐみや苦味をそのままぽつぽつと食べてもらうこと。
色を、味覚を感じてもらうこと。
美味しいかどうかではなく、食べられるかどうかではなく、美味しいか美味しくないかのジャッジを手放してただ口に入れるひとつひとつを味わって、みて欲しいということ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678198383839-0tEdYPs7yP.jpg?width=1200)
それは、美味しかったりここちよかったりすることだけが良いこと(正義)ではないということ。
自然は、陰と陽のめぐりの中、調和をはかるように常に循環しています。
冬がなければ春は巡ってこない。
自然の中には、甘味、塩み苦味渋みなど単純な美味しいだけではない味わいが多種多様に広がっています。
それは、良いわるいの判断はない世界。
自然の中には正しさはないのだとおもいます。
感情もおなじです。
苦しいことや悲しいこともいきていくなかで等しくある。
感情に溺れてしまいそうな時もある。でもそれは良いか悪いかではないと思うのです。
ジャッジせずにまるごとみつめて味わえることができたら。
そこに自分らしく生きるヒントが見つかる気がしています。
(感情に溺れるのも人間らしく可愛いとも思っています。)
人の中に等しくある、感情は味わうためにある。
そしてその中に、自分らしく生きるヒントがたくさんある気がしています。
アーユルヴェーダの世界の中に、みなダルマを実現させるために生まれてくるというものがあります。ダルマとはその人の魂の目的。サンスクリット語で法・真理・人生の目的という意味があります。
わたしはその人らしい幸せをいきていくことが、そのダルマを生きることなのだと思っています。
そしてゲストさんは、そう生きる道しるべとして、島とつむぐリトリートに出会ってくれたのだとも。
料理人は美味しいものを作ることが仕事だけれど
でもそれは、それだけが正義ではない。
楽しいことや明るいことも正義ではない。と、
いうことをこころのなかに置いています。
泣きたい時は笑はなくて良いのだ、
笑いたいときに泣くふりをしなくても良い
悲しみも喜びもそのまま味わえること。
すべてその時現れてくることは自然。
自分の中にある自然感じて、信頼できたなら。
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味覚の味わいをこえて、感情のさまざまな味わいをこえてなにか美味しい体験になっていく。
それは美しい時間や、美しい人生に繋げていけたら嬉しい。
それもまた無限の一人一人解釈が違う世界の中で。
悲しみと喜び。
苦味と甘味。
陰と陽が在るからこその美しい調和を味わえるような時間を目指していきたい。
ゲストさんも私たちも、人生を最大限楽しみ、体験するための人生の時間を。
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