【現地採用】#8 どうしよう。。。本気で困った日本人(50代日本人社員編)
こんにちは。
トミーです!
さて、今回は前回に引き続き、現地企業で味わった苦労を事例を交えながら紹介します。
私は2019年4月から約1年10カ月間、日系企業向けに商品を売る企業に勤めていました。私以外に日本人は在籍しておらず約40名の社員は私以外中国人でした。その中で商品をお客様に売る営業部は全部で6名在籍していました。
メンバー構成は
①営業部長(男性、50代)※日本語可能
【現地採用】#8 嫉妬は中国も同じ?昇進した瞬間に起こる私を取り巻く環境!|トミー@広州|note②営業科長(女性、20代)※日本語可能⇒既に紹介
【現地採用】#4 困ったことは全部日本人?現地企業で味わった苦労(その1:梁さん編)|トミー@広州|note
③営業担当(女性、20代)※育休中
④営業担当(男性、30代)※日本語不可
⑤営業アシスタント(女性、20代)
【現地採用】#5 私は定時で帰ります!現地企業で味わった苦労(その2:李さん編)|トミー@広州|note
⑥営業担当(女性、20代)
【現地採用】#7 自分を守る事で必死?信頼していた部下からまさかの裏切り!|トミー@広州|note
+私
の構成でしたが、業務拡大の時期であったため新たに日本人営業担当を採用することにしました。
その方は佐藤さん(仮名)という方で50代の男性です。
今回はこの「⑦営業担当(男性、50代)以下、佐藤さん(仮名)」とのエピソードを紹介します。
これまで前職での中国人同僚を紹介してきましたが、今回は初めての日本人となります。
その佐藤さんですが、中国に来る前までは鋼材部品を作る会社で現場担当をされていました。その時の同僚が中国で飲食店を開業し、今後店舗を増やすので、一緒にやらないか?と声をかけられたのをきっかけに中国へ。
その後共同経営者として2店舗を運営していたのですが、共同経営者が突然死。
自分ひとりではお店を回すことが出来ないと判断し、1店舗を閉鎖。
1店舗に注力することになりました。
但し、1店舗の利益だけでは生活費を捻出することが出来ないと知人の人材紹介会社を経由して弊社に。
採用面接の際に上記の経歴等を聞いて個人的には採用に後ろ向きでしたが、採用時の給料を低く設定の上、これでよければ採用という形を取りました。
佐藤さんも何社か面接をしていたようですが、どこも採用には至らず入社できるならということで採用が決まりました。
その後は同じ日本人ということで基本的に私と一緒に同行することになりました。その後が大変。。。
まず、これまで営業職を経験してこなかったため社内人としての基本的なことが抜け落ちしており、まずはお客様とのメールや電話のやり方から始めました。但し、ご本人も10歳以上離れた年下の部下に言われるのが嫌らしく、そのやり方は間違っていると思います、と反論するようになりました。
もちろんご本人のやり方があると思いますが、初めて会うお客様にタメ口を使ったり、訪問前にまず相談してくださいと伝えているにも関わらず、私が担当しているお客様に勝手に新規訪問の予約をする等問題行動がたて続けに発生しました。
極めつけは中国に進出している企業が一同に集まり名刺交換をする商工会というものがあるのですが、ステージ上で自己紹介する場面であろうことか自社の宣伝ではなく、自分が経営している居酒屋の宣伝をする等。。。
あとあと複数の知人から「あの人大丈夫?」という声が寄せられたため総経理と相談。
あとは総経理の判断で①退職、②給料は最低限にして中国人営業マンの日本語サポート、の選択肢で佐藤さんと話すことになりました。
結果的に②給料は最低限にして中国人営業マンの日本語サポートを選択し、現在まで勤めていると聞いています。
現地法人もしくは現地企業で日本人を採用する場合はまずは経歴をちゃんと見なければ痛い目に合う場合もあると思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
それではまた!