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【現地採用】#7 嫉妬は中国も同じ?昇進した瞬間に起こる私を取り巻く環境!(劉さん編)

こんにちは。
トミーです!

さて、今回は前回に引き続き、現地企業で味わった苦労を事例を交えながら紹介します。

私は2019年4月から約1年10カ月間、日系企業向けに商品を売る企業に勤めていました。私以外に日本人は在籍しておらず約40名の社員は私以外中国人でした。その中で商品をお客様に売る営業部は全部で6名在籍していました。
メンバー構成は
①営業部長(男性、50代)※日本語可能
②営業科長(女性、20代)※日本語可能⇒既に紹介
【現地採用】#4 困ったことは全部日本人?現地企業で味わった苦労(その1:梁さん編)|トミー@広州|note
③営業担当(女性、20代)※育休中
④営業担当(男性、30代)※日本語不可
⑤営業アシスタント(女性、20代)
【現地採用】#5 私は定時で帰ります!現地企業で味わった苦労(その2:李さん編)|トミー@広州|note
⑥営業担当(女性、20代)
【現地採用】#7 自分を守る事で必死?信頼していた部下からまさかの裏切り!|トミー@広州|note

+私
となります。

今回は「①営業部長(男性、50代)(以下、劉さん(仮名))(仮名)」とのエピソードをご紹介します。

劉さんは50代男性。
以前は日系貿易会社で支店長をしていましたが本社が撤退を決定。
約10年前に今の会社に勤務することになりました。
その後順調に昇進を重ね現在は営業部長になっていました。
中国で日本語が話せる人材は基本的に女性で20代~30代が中心です。
そのため50代で日本語が話せる男性は貴重です。
また、これまでの人生経験も豊富なため日系企業の顧客とも良い関係を気づいていました。

日本人ということもあり、私にもとても気遣ってくれたまに二人で食事に行く機会もありました。

話はそれますが私は入社以来順調に成績を伸ばし、劉さんに次ぐ営業成績をあげていました。
その影響もあり、年度末に副部長へ昇進。
この頃から劉さんの様子が変わってきましたと記憶しています。
その後陳さんの回で書きましたが、大型案件を受注。売上は劉さんを結果的に超えることになりました。
それと同時期に総経理から呼ばれ二人で話すことになりました。
総経理から
「最近劉さんはどうですか?」
と聞かれ私からは「いつも通りだと思います」と回答しました。
その後雑談も交えつつ会話しましたが最後に
「最近劉さんの営業成績が良くない。トミーさんを部長にします」と話がありました。
私としても日系企業のような管理方法にしたいと思っていました。
そのため総経理には「劉さんが納得するなら部長としてやっていきたい」ということ、また部長になるのであれば全社員に報告して欲しいと伝え話を終えました。

その後総経理と劉さんとの話し合いの結果私が部長に就任することになりました。私はやっと日本が慣れている日本人的な管理が出来ると喜んでいましたが、就任早々劉さんの様子がガラッと変わり私を除いた営業部メンバーで頻繁に会食するようになりました。
また仕事上でも総経理にお願いした全社員に対する周知が行われず部長が承認する社内手続きはこれまでと変わらず劉さんがやっていました。
そのため一部の人間は私に承認を求め、一部は劉さんという形となり社内が混乱し始めました。

その後大型案件のトラブル等が重なり、改めて劉さんが部長に戻すという結果となりました。

私自身会社の発展のためより良い方法を考えて動きましたが結果的に失敗。

現地企業の難しさを改めて感じる機会となりました。

もし、今後現地企業に就職して上へ目指したい方がおられましたらまずは社内の人脈関係を構築してからの行動をオススメします!

次回は結果的に私の公認となる日本人とのエピソードを紹介します!

最後までお読み頂きありがとうございます。

それではまた!



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