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【現地採用】#22_現地採用で失敗しない方法!(5)

こんにちは!
トミーです。

さて、これまで「現地採用」というテーマ、切り口で苦労話や就職する際の注意点を中心に書いてきました。このネット検索で「現地採用」と調べると否定的な意見ばかりが目立ちます。

なぜ現地採用は否定的に語られがちなのか?

現地採用の方々と出会う中で御置き分けて①目的②来る時期(年齢)、によって大きな違いが出ています。
そこで前回からそれぞれの視点に立っての注意すべきことを記事にしています。これまで①目的のうち(A)海外を経験したい」、「(B)一時的に出稼ぎ」という目的をもって中国に来た場合の注意点を記事しました。

■「(A)海外を経験したい
【現地採用】#18_現地採用で失敗しない方法!(1)|トミー@広州|note

■「(B)一時的に出稼ぎ」
【現地採用】#18_現地採用で失敗しない方法!(2)|トミー@広州|note

今回は①目的の再度である「(C)配偶者が現地人」についてのアドバイス、注意事項をお伝えできればと思います。
※私はこのパターンです。
早速ですが、配偶者が現地人となると中国で長く生活すると思います。
その場合将来的なことも視野に入れて考える必要があります。
日々の生活費はもちろんの医療費や子供の教育費、将来的な備えなど計画性をもって取り組む必要があります。

長期間中国に住む場合どのような事に注意しながら職業選択するべきなのか、それぞれのメリット、デメリット、を比較しながら解説したいと思います。
まず初めに私と同じように配偶者が現地人の方の現在はいくつかのパターンに分かれます。結論を先に言うと①起業、②現地企業の高級管理職、③日系企業の技術・営業担当、の3通りになります。以下は上記の3通りについて個別解説していきます。

まず「①起業」についてです。
※ここでは中国に渡航する時に既に起業していた方は除きます。

中国での起業はいくつかのパターンがありますが、共通して言えるのが前職の知識を生かしている点です。※もちろん例外もありますが。

例えば前職で会計コンサル事務所に勤務。
営業方法やノウハウ、知識を習得した後に独立という形です。

私のイメージですが、会計・法律コンサルや人材紹介、ネット関係等売掛金がなく、元手が掛からない業種で起業する傾向が高くなります。

そのためもし、将来的に中国で起業を考えるのであれ売掛金がなく、元手が掛からない業種に勤務することをお勧めします。
但し、上記に挙げた業種はすでに起業した方が多くライバルも多い状況です。もし、ライバルに勝てる自信がある、また他に起業出来そうな業種を見つけた場合は挑戦する価値もあると思います。

尚、上記にあえて載せませんでしたが、飲食業で起業される方もいます。
但し、個人的には中国人含めライバルが多く特に日本人が多く住む都市部では入る余地があまりないように思います。
また中国の事情が分かららないため中国人と共同で店を出す例も聞きますが、繁盛店になったら経営から追い出されるという話もよく耳にします。
もし、本気で飲食店をやられるのであれば市場調査を念入りにした上で開業されることをお勧めします。

さて、話が少しそれましたが次に「②現地企業の総経理・高級管理職・営業部長」についてです。
※日系企業の現地法人、現地企業の違いについては以下をご参考ください。
【現地採用】#2 日系企業の現地法人or現地企業?給与や待遇、安定性について徹底解説!|トミー@広州|note

中国の人件費高騰や上海ロックダウンの影響で日系企業の一部は日本国内や別の外国に拠点を移管する例も出てきましたが、未だに多くの日系企業が中国には所在しております。
そのため日系企業や日本人向けに営業する日本人を募集する現地企業は多く存在しています。例えば日系企業に自動化設備を売り込む会社や、日本人向けクリニック等です。

以下の記事に書きましたが、現地企業は売上を上げれば上げるほど高い報酬が得られます。一方で結果が出なければごく当たり前に減給、退職勧奨があります。但し、順調に結果を残せばオーナーから総経理(社長)に指名され会社運営を任される場合もあります。
【現地採用】#3 即戦力?現地企業への就職で驚いたこと!|トミー@広州|note

少々長くなってしまったので③日系企業の技術・営業担当、各ルート比較にについては次回以降に書きたいと思います。

それではまた!

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは息子の日本語教材の購入にあてます。本当にありがとうございます。