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長女キャラや気づかいキャラを時々お休みしてみる

20代の女友達に激推しされたドラマ。
「ANIMALS アニマルズ」

恋愛模様も胸キュン(死語?)ですが、第1話で心に残ったセリフはコレ。

好きじゃなかったかもしれないです


主人公の「ズタボロ女子」こと鹿森海が、テレビ制作会社のADを辞める時のセリフ。(1:05:37あたり)

上司に「もったいないよ。だって、この仕事好きじゃん。」と引き止められた時、今までのことを思い出していた海。

・怒られて頭を下げたあの日(怒られキャラ)
・ひとりで徹夜しながら編集したあの日(残業キャラ)
・後輩ために目にクマを作りながら残業したあの日(背負いこみキャラ)
・完徹3日の末、オンエア中に居眠りしてしまったあの日(疲労キャラ)

ブラックな環境下で仕事をすることに何の疑問を抱いていなかった彼女が、ある出来事をきっかけに「そんな会社に戻りたくない」「変わりたい」と自分の本心に気づきます。今まで当然だと思って演じていた自分のキャラが、実は「好きじゃなかったかもしれないです」と気づく海。一番印象に残ったシーンでした。


あなたも、本当は好きじゃないのに演じているキャラってありますか?
例えば、わたしはこんなキャラを演じがち。

・長女キャラ(頼まれてもいないのに世話を焼いたり、心配してあげる)
・気づかいキャラ(自分より相手優先)
・残業キャラ(丁寧すぎたり、人に頼れなくて仕事が終わらない)
・頑張りキャラ(自分は不足しているという前提での頑張り)
・わたしまだまだですキャラ(嫌われないように、目立たないようにする)

社会や会社で生き抜くために、自然に演じているキャラって誰でもあると思います。それはなぜ?

自分に価値がないって感じたくないから
自分の罪悪感を感じたくないから
まわりに嫌われたくないから

でも「そのキャラ好き?」って聞かれると、海の答えと同じく「好きじゃなかったかもしれない」の方が多いですね。

例えば、長女キャラ。
長女として生きてきたウン十年、うまくできないはずがありません。会社の食事会などは、率先してアレンジしていました。当日になれば食事や飲み物が足りているか、参加者が楽しんでいるか、席を立ったり座ったりしながら常に目配り・気配りしていました。食事会が終わればみんなから感謝されるものの、何を食べたか思い出せない、まわりの人ともあまり会話していなかったなんてことがしょっちゅう。

ふと思ったんです。「わたしもゆっくり座って、食事を楽しんで、みんなと楽しくおしゃべりしたいなぁ」と。そう、これがわたしの本心。

でも、ここでいきなり長女キャラをやめられるわたしではありません。笑
だって怖いですもの!
「長女キャラをやめたら自分には価値がない」と思いこんでいるから。
「長女キャラを手放したらみんなから嫌われる」と思いこんでいるから。

その思いこみを手放すワークはもちろん必要ですが、とりあえずわたしが試したのは、長女キャラを時々お休みすること。例えば、3回に1回は幹事役を他の人にやってもらう。不思議なことに、わたしが長女キャラをお休みすると、誰かが幹事役に手を上げてくれました。そうなんです、わたしが毎回「すべき」ことではなかったのです。おかげで「ゆっくり座って、食事を楽しんで、みんなと楽しくおしゃべりをする」ことが実現できました。

あなたも毎日演じているキャラはありますか?
そのキャラは好きですか?続けたいですか?
本当はどうなりたいですか?(あなたの本心)
そのキャラを演じている理由(思いこみ)は何ですか?

海のように、好きじゃないキャラをすぱっとやめるのもアリ。
自分のペースで、自分のキャラを時々お休みするのもアリ。
そのキャラは、毎回「すべき」ことじゃないかもしれない。
そしてやめられないと思っているのは、実は自分の思いこみかもしれない。
自分の本心に、少しずつ近づけるといいですよね!






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