夫にイラっとしたことが、実は自分の劣等感・罪悪感につながっていた話

たいしたことじゃないけれど、相手にされるとイラっとすることがあります。例えば、晩ごはんを作っていた時のこと。きれいに洗ったばかりの包丁を夫がサッと取って、スナック用のチーズを切り始めました。

わたしのスペースに夫が入ってきてイラっ。チーズを切った包丁とまな板を洗わなきゃいけないことにイラっ。一瞬で不機嫌モードに。

夫も不機嫌なわたしを察して「洗うよ」と言ったけれど、こういう時ってなぜか「もういい」って頑なに断っちゃう。夫も「なんで?」と不機嫌になる。わたしたち夫婦が険悪になるパターンあるある。

こんな時、昔はイライラを抱えて何日もモヤモヤしていたけれど、
今は自分の気持ちをノートに書き殴ります。

何が嫌だったんだろう?
「夕ごはんの支度を邪魔をしないで欲しい」
「わたしのスペースに入ってこないで欲しい」
「わたしのペースを乱さないで欲しい」
「夫はわたしを邪魔すべきではない」

要するに、わたしは自分の思い通りにならなくてキレているのか。笑
夫へのイライラ、怒りと同時に、思い通りにならなくて駄々をこねている子供みたいな自分にちょっと恥ずかしい気持ちも湧いてきます。

ノートに書いてみると「そもそも邪魔ってレベルだったかな?」と客観的になれたり、「わたしを邪魔すべきではない」って、またわたしの「べき子」が発動しているなーと苦笑いしたり。ちなみに「べき子」は、わたしの信念や思いこみのこと。

そもそも、どうして夫に邪魔されたり、スペースに入ってこられたり、ペースを乱されるのがなんでイヤなんだろう?わたしの「イヤ」の後ろには何が隠れているんだろう?知るのが怖い気もするが、自分の中にもう一歩踏み込んでみる。「なぜ?」って。

だいぶ長い時間考えて、ふと出てきた答えは、
「わたしの料理にケチをつけるんじゃないか?」
「わたしの料理を見られたくない」
「わたしの料理をチェックしている」
「わたしの料理が否定される」
「夫がわたしの料理を気に入らなくて不機嫌になるのがイヤ」
自分でもびっくりするぐらい、劣等感のかたまりがどーんと出てきました。

そしてそのあと
「料理ができない妻で申し訳ない」っていう罪悪感まで出てきました。

実は料理が苦手なわたし。夫は料理上手で食べることが大好きな人。
おうちごはんを何よりも楽しみにしている夫の期待に沿えられない自分に、実は劣等感、罪悪感をたくさん感じていたことがわかってびっくり。料理ができない自分をこんなにも責めていたんだと、ちょっと涙まで出てきました。

何かイヤなことが起きると、つい相手を責めたくなる。
夫がこうしてくれたら
上司がこうしてくれたら
義母がこうしてくれたら
子供がこうしてくれたら

でも実は相手が問題ではなく、自分が起こったことをどう捉えているか?が、問題解決の糸口だとわたしは思います。

今回は心の奥底に押し込めていた自分の劣等感・罪悪感に気づけて、とてもスッキリしたと同時にほっとしました。自分の声に気づけてうれしいって、こういうことかもしれませんね。今まで料理ができない自分を無意識に責めていたことを少しずつ許し、癒していこうと思った夜。






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