ドイツで現地の病院を見つけて予約する一番簡単な方法を教える&ドイツのピル事情&ピルのもらい方
見つけ方だけなので、保険だとか、診察料とかに関しては人によって異なるので、そこは自分で確認してください!
あとこれは緊急時の予約方法ではなく、「あ~行かないとな~」ぐらいの余裕がある人向けです。(私の場合、婦人科でピルをもらいたかっただけ)
緊急の人向け情報
◆まじで一刻を争う緊急の場合➡救急車を呼ぶ(救急車は112です!)or 救急外来などを探してください。我慢は禁物ですが、救急車は日本とは異なり無料ではないのでよく考えて!(金額はお住いの地域によって異なる&どの種類の救急車が来るかで異なるようです。保険は使えるはず・・・?確認しましょうね!)
◆救急外来は「Krankenhaus」と呼ばれる大きな病院(入院するような病院)にあります。緊急の場合は、この「Krankenhaus」に行けるはずですが、日本でたまに聞くように「ちょっと風邪っぽいけど平日病院行けないから土日に救急外来でみてもらえばいいや~」みたいな考えは通用しないと思うので、そういうのはやめた方がよいです。(もちろん日本でも!!!)
◆大学病院は「Uni-Klinik」と言います。大学病院の外来は紹介状がないと受け付けないので、家から近いからという理由で外来に行っちゃだめです。日本だと紹介状がなくても数千円とか支払えば大学病院の外来でも診てもらえますが、ドイツではそういうシステムはないそうです。
なので、緊急じゃない人は
◆何科にいけばいいか分からないとか、風邪っぽいとか、調子悪いけどどうしたらいいかわからん、とかであれば、かかりつけ医と呼ばれる「Hausarzt」に行くそうです。
そこで先生に相談して、専門医に紹介してくれたり、大学病院や総合病院への入院のための紹介をしてくれるそうです。
私の場合はHausarztではなく、ピルをもらう=婦人科なので、寮の近くにあって、評判のよい婦人科の開業医を見つけました。
大学の学生相談室にどうしたらいいか聞いたら直接婦人科を探して連絡して大丈夫と言われたので、そうしました!
ドイツのピル事情
◆留学生の中にはピルを飲んでる方もいらっしゃると思います。
日本だと月経困難症・子宮内膜症の治療目的でピルを服用する場合は、医師の診断を受ければ保険が適用されます。
保険が適用できるピルを処方されると思います。
こちらドイツでは20歳になるまではピルが保険でカバーされ、無料で貰えるため、ドイツでは早いうちから処方してもらってる人もいます。
20歳以下で、ドイツの公的健康保険に入っている留学生であれば、無料でピルをもらえると思うので、病院に相談してみるといいと思います。
◆日本で保険適用のピルの場合、治療目的での処方ですので避妊目的にはなりませんが、ドイツではそもそも月経困難症・子宮内膜症の治療目的で保険適用になるピルという種類がないそうです。子宮内膜症ではまた違うお薬を処方しているそうですので、日本と同じでピルの処方を希望する場合はそのように伝える必要があります。
保険適用の治療目的のピルがないとなると、ピルは避妊用ピル(birth control pillとかContraceptive pill=OC)になります。
日本でピルを飲んでる理由は月経困難症(月経痛=ドイツ語Menstruationsbeschwerden)・子宮内膜症(ドイツ語 Endometriose)であるというのは婦人科の先生に伝えたほうがいいでしょう。
◆30才未満の留学生であれば、ドイツの公的医療保険への加入が必須ですが、私のように30歳以上の留学生は民間医療保険に加入することになります。
交換留学生の場合は、ドイツの海外旅行医療保険で問題ありません。
滞在許可申請する際にもドイツの海外旅行医療保険に加入していることを証明できれば申請できます。
私は、ケアカレッジのコンフォートプランが40歳まで加入できるので、このプランに加入しています。
自分の滞在期間に応じて、金額が変動しますが、私は1セメスターの滞在分の金額を支払っています。
◆ドイツでは、20歳以上の場合ピルは保険適用ではありません。月経困難症・子宮内膜症の治療目的であっても、ピルは保険適用されません。
ピルの処方目的で来院してるので、婦人科の開業医さんのところに行っても、保険証を提出する必要すらいりませんでした。初診料10ユーロだけ(場所によって異なるかも!?)だけ支払いました。
◆保険関連のサイトを見ると「妊娠は病気ではないので、保険は効かない」といったことが書いてあるところがあり、日本で保険適用でピルを処方している身としてはとても不安になるのですが、そもそも20歳以上の場合自己負担で保険は適用されずに買うことになるので、保険が効かない理由はドイツ人でも20歳以上であれば自己負担で購入しているからというのが理由です。
「保険のきくピルはありますか?」に対して「ありません」としか書いてなかったりしますが、そもそも避妊用ピルには保険が効かず、誰しも自己負担で購入しているというのが理由です。
ちなみにですが、「妊娠は病気ではないので保険は効かない」これも違いまして、それは日本のお話かと思います。
学生やワーホリの場合、ドイツで加入する保険では妊娠・出産が保険でカバーするものに加入しなくてはなりません。
ですので、妊娠・出産はそれ保険の対象として含まれている保険であれば、しっかりとカバーされます。
万が一のことがあっても安心できる保険を見つけましょうね!
◆気になる金額ですが、日本よりもだいぶ安く購入できます。私が処方していただいたピルは日本の半分の値段で買えました。またいっきに6シート処方していただけました。日本だと1回で処方できるのは3シート(3か月分)まです。
日本で処方されてるピルと全く同じものをもらうのは難しいかもしれません。私の場合、事前に何を飲んでいるかを共有し、同じ成分の、別の種類のピルを処方してもらいました。
◆病院で、受付時に入力する初心受付のタブレットが全部ドイツ語だったんですが、Google翻訳のカメラでどうにか乗り切れました!
受付の方や薬局の方にもGoogle翻訳に向かってしゃべっていただき、分からないことはすべて解決できました!
なので、受診をそんなに怖がる必要もないです!
◆が、ドイツの場合、どの病院でもいい先生、いいスタッフというわけではなさそうです。ドイツのGoogleMapの口コミは信用できるなという印象です。褒めているコメントが多い場所は本当にフレンドリーで親切な人たちが出迎えてくれます。なので嫌な思いをしたくないなって思ったら、GoogleMapの口コミが頼りになります。
ってことで、ここからドイツで現地の病院を見つける一番簡単な方法を解説していきたいと思います!
◆日本では予約しなくても診てくれる病院はたくさんありますが、ドイツでは基本的に予約をしてから行く感じですので、行く病院を探す➡予約するという流れです。
では簡単な予約方法をお伝えしますね!
ドイツで現地の病院を見つける一番簡単な方法
①まず、GoogleMapを開きます。
スマホでもPCでもどっちでもいいと思います。
②自分が掛かりたい診察科がドイツ語でなんて書くかを調べます。
かかりつけ医で問題なさそうな場合「Hausarzt」をGoogleMapの検索窓に打ち込みます。
右上の赤丸の中に「Hausarzt」とあります。
そうするとこのエリアにあるかかりつけ医のリストが表示され、地図の中では赤いマークでそのかかりつけ医の医院の場所が表示されます。家の近くや、職場の近く、学校の近くなどでこれを行い、行きたいエリアで検索してみてください。
③リストが出てきたら、今度は行く医院を決めましょう。
私は電話で予約を取るのは無理だなと思ったので、オンラインで予約できるところを探しました。
一番楽なのは「Doctolib」というオンライン病院予約サイトを利用した予約です!
このサイトからも病院を探すことはできますが、口コミと立地を考慮しながら探す方が効率がよいので、GoogleMapでよさそうだな~と思った病院の中で、GoogleMap上にこの「Doctolib」の予約ページを登録している病院を選びます。
④下記の画像のように、登録情報にdoctolibってなっているところは、doctolibのその医院のページに飛びます。
⑤サイトに飛んでみましょう。
こんな感じのこの医院の予約用サイトが表示されます。
右側に表示されているのが予約ボタンです。これを押しますが、
ここからドイツ語で入力画面が続きますので、ドイツ語の分からない方はGoogle翻訳のサイト翻訳を使用していきましょう!
⑤予約画面からどんどん進んでいきましょう。医院によっては新規の患者をもう受け付けていなくて、「予約可能な日時がありません」と出てしまうこともあります。そんなときは、諦めて別の医院を当たりましょう。
医院によってはこのGoogleMapの情報には医院のサイトをリンクしており、医院のサイトに行くとdoctolibでの予約ボタンが表示されていることもあります!
⑥ここから先はそれぞれの医院によって質問項目が違うので、その医院の質問に合わせて進めてください。最終的には予約が完了すると、自分のメールアドレスに予約完了メールが届きます!
これだけ!面倒な会話や説明もこの時点では必要ありません。
⑦私は全くドイツ語が話せない&英語も微妙だったので、事前に文章を用意して、このdoctolibのサイトで予約完了後にできるドキュメント添付箇所に、その文章を添付しておきました。
先生がそれを読んでくださっていたようで、すでに処方箋も用意してくださっていました。
口コミ見て、優しそうな女性の先生を選んだのですが、ものすごーく親切で優しくて感じのよい女性の先生で安心してお話できました。
飲み方だけ確認したのですが、「一応もう一度確認するわね」とおっしゃって下さり、情報を確認し、診察室で薬の料金まで伝えてくださいました。
口コミ重要だなと思ったので、皆さんもGoogleMapの口コミを参考にしてくださいね!
ご親切なことに、「明日病院の予約あるよ~」ってリマインドメールまで来るという丁寧さ!
⑧当日持っていった方がいいのは、「保険証(海外旅行保険の人は証書を印刷したもの)」。婦人科でのピルの処方は保険効かないので保険証を求められることはありませんでしたー。
普段飲んでいる薬があれば実物を持っていくのがいいかと思う。
当日英語で聞かれてわかんなかったら、Google翻訳のアプリでしゃべってもらえば翻訳できるから、スマホにGoogle翻訳のアプリ入っていない人は入れていこう。症状とかがその場で言えなさそうだったら事前にドイツ語でなんていうのかを調べておくとよいかと思われる。
最後に
私も最初「ドイツ語できないのに病院行けるのか?!」って思ってましたが、たぶんほとんどのお医者様は英語もお話されるかと思います。私が行った婦人科では私の他にも英語を話す患者さんがいらっしゃってまして、英語で先生は対応されていました。
でも、何か間違いがあっては怖いので、Google翻訳のアプリを入れていくことをオススメします。100%ではないですが、かなり精度高く翻訳してくれるので!!!不安な箇所があれば、翻訳して確認をしましょう。
大体のことは「I don’t speak German.」って申し訳なさそうな感じでお伝えすると、英語で頑張って話してくれたり、伝えにくいことは「翻訳使いましょう!」とアプリを立ち上げることで解決できました!
処方箋をもらったら、日本と同じで薬局にいって処方箋を出します。
薬局はドイツ語で「Apotheke」と言います。
この単語で、またGoogleMapで検索するとお近くの処方箋を受け付けている薬局が出てくるでしょう。
処方された薬によっては「今在庫ないから取り寄せるので〇時以降に来てもらえますか?」などと言われることもあります。
私もお昼の12時過ぎに薬局に行って処方箋をだしたら、「今は在庫ないけど、3時以降になれば在庫があるので、3時以降にまた来てもらえますか?」と言われ、出直しました!
3時半くらいに行ったらちゃんと用意されていましたよ~!
あと、「同じ薬だけど違う会社のでもよい?」とも聞かれました。日本だと、ジェネリックにするかどうか聞かれますけど、そんな感じ?同じ薬で成分同じでも違う会社から出ているものもあるようでした。
私は「同じ成分であれば違う会社の薬でもいいですよ」と伝えましたが、調べたらどちらも在庫なかったので、取り寄せ?で元々処方されていたものと同じお薬を処方していただきました!
医院の初診代も、薬局での処方箋の料金もクレジットカードでお支払いができました。医院に関しては「デビットカードしか受け付けていないんです」と言われました。
なので、使えなかったことを考えてカード何枚か持参した方がいいかもです。
留学先や滞在先で我慢するのはよくないことだなと私は思います。
何か困ったことがあったら、大学や学校の学生相談の担当の方にご連絡してみるのもよいかと思います。私はかなり助けてもらってます。
悩んだら、相談!これ鉄則です!
何か困った症状があって、辛かったら病院行ってくださいね。
薬局には市販薬も売ってますので、緊急以外は市販薬を飲んでしばらく様子を見てもよいかもしれません。
私は先日風邪をひいたのですが、フラットメイトが「喉に効くお茶」をくれて飲んでみたところ、喉の痛みはすぐ治まりました。
ドイツではいろいろなことに効くお茶が、症状別に売ってますのでそれを試すのも手かと!
他にも咳止めの薬とか、風邪薬とか、胃腸薬とかは市販薬として販売されてますので、ネットで調べるとよいかもです!
留学生にとって健康は大切なことですので、みなさん健康に気を付けてお過ごしくださいね~!
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