[E]全ては「経験・運・タイミング」の3拍子




もう10月中旬。振り返ってみれば前職を離れて1年が経とうとしています。退職して間もなくコロナ渦の影響を大きく受け、半年間は何度も心が折れそうになりました。そして2020年3月から7月の4ヶ月間は2回目の死を考えさせられることとなりました。


1回目は坂道を自転車で上りきれず、後頭部から落ちて頭を6針縫ったこと。これは脳震盪で済みましたが、下手すれば命を落としかねない出来事でした。


2回目はコロナの影響による漠然とした将来への不安。意を決してやりたい道へ進もうと学校に入学したのも束の間、仕事がなくなり収入を得られなくなったことで今後も1人で生活していくためにはどうしたら良いのか必死で葛藤したこと。


それも今となっては、これらの出来事があったからこその今がある、と思える状況にあります。まだ書き切れないくらいの出来事はたくさんありますが、追々。




現在


実は私は今、学校を卒業したら入社したいと心に決めていた某テレビ局で働いています。学校に入学することすらも反対されていた父に、「私は〇〇に入るために学校に行くねん!何がなんでも行ったるから!」と担架を切り、「お前にそんな場所で大変な仕事できるわけない。」とまで言われていた私が、です。

どの部署で何をするかにもりますが、確かに後々考えれば、女28歳の年で新卒として映像・テレビ業界に入るなんてかなりの狭き門です。しかしやりたい仕事をして生計を立てる!と燃えたぎっていた当時の私には、周りの声なんて耳にも入れていませんでした。


今働いている企業は9月に派遣事務として内定が確定したのですが、実はそれまでの1ヶ月間は全く違う道に進もうとしていました。しかしその1ヶ月間はいかに現実的に、かつ生活基盤を安定させながら自分のやりたいことができるかだけを考えて過ごしていました。




では1ヶ月間何をしていたのか?


実は9月までの1ヶ月間美容脱毛サロンの道に研修生として足を踏み入れていました。これらは今だから話せることですが、親を納得させるために自分を自分ではない何かにしようと仕立てていたのです。はっきり言うと、自分に嘘をついていたのです。正規雇用でないといけない、という固定観念を守り、一つの切符を手に入れたのです。


到底このウイルス社会の世の中で、娘を1人をまた東京へ行かせたくないと思うのが親の本音です。だから私はこのように、「将来が確約されているから。」という何かしらの理由を付け、また大阪を離れたのです。もちろん親とは仲良くないわけではありません。当然親から離れたいわけでもありません。


何かを得ることは何かを失う、ものと一緒で私は自分の意志を選択したのです。学生時代ずっと自分の意見や本音を閉じ込めて、何もできなかった頃の後悔や失敗を、2度も味わたくないという気持ちからです。自己肯定感がまるでない操り人形だった自分はもういません。なんらかの方法で「どうにかしてでも自分の好きなことをする。」という気持ちをずっと持ち続けていました。


研修期間のお話もまた追々。




何をしたいかではなく、少しでも好きなことに近付きたいと思った結果。


1ヶ月間スマホを肌身離さずあらゆる媒体の求人をチェックし続けた結果、私は表題にもあるように経験と運とタイミングで入社することができたのです。

小さい頃からテレビっ子で、少しでもテレビや映像の仕事に就きたいと心に秘めていたものが発揮された夢のような出来事でした。それも誕生日の日です。(「誕生日だからなんだ。」なんて思う方もいるかもしれませんが、この日の内定に関しては、私は神様からのプレゼントと奇跡だったと捉えます。)


そして今私は派遣事務でサポートの役割ではありますが、労務関連の業務に務めています。普段からパソコン業務や事務作業には慣れているため、業務内容としては全く問題ありませんでした。また、人と接することも好きなため、空港での販売経験も、社内の社員さんとのやり取りの中で役立てていると感じています。


またもう一つ、私がその会社その部署にて内定を得られた大きな理由は、面接をしてくださった方・一緒に働く方々との相性がマッチしたからだと考えます。年齢がまだ若いからという期待も込めての結果だったそうですが、学歴社会のテレビ局で派遣の立場としてでも現在の部署で内定をいただけることは恐れ多いことです。認めてくださった上長の方には感謝の気持ちしかありません。


ちなみに相性、と言いましたが、コミュニケーションがしっかり取れていればなんら問題はないという考え方もあります。しかしここでの相性というのは、お互いが口に出さなくとも理解し合えるかどうかの相性を意味しています。「なぜかあの人と馬が合わない。話していてもなぜか分かり合えない。」などと思う直感的なものは相性だと考えています。

それが私自身も、内定をくださった上長も相性が合う、と認識してくださったようです。(そのような話を実際にしました。)

ちなみにその上長の方の干支は戌年で、私も戌年です。同じ部署に4人戌年が揃っているようで、そのような事柄も後に相性ってついてくるのかな、とふと思いました。




今後は


今はまだ自信を持って人のために役立てているなど言えません。まだ第一ステップの段階です。しかし、この第一ステップは、今までの経験がなければ目を向けてもらえることもなかったですし、20歳で経理事務の経験だけでテレビ局に入りたいです!と手挙げしたところで確実に受け入れてもらえなかったと考えます。

現在も今後も変わらず、立場がどうであれ自分にしかできない、求められたことにしっかり応えていくのみだと思っています。人や環境にはかなり恵まれ、自分の理想とする生活スタイルと生活基盤も整っています。文句は一つもありません。


また挫折に近いような出来事がまた起こり得るかもしれませんが、今の私は何事も順応できる自信はあります。これだけ1年間で環境が大きく変われば人も変わるのです。もちろん自分の根本的な考えは変わっていません。


私は自分を客観視する癖があるので、度々天から見上げているような気持ちで自分のことをつらつらと文章にしていますが、そんな今までの自分のことを誰になんと思われようが気にしない性分です。だから今後も緩く自分のペースではありますが、赤裸々に過去や私生活・将来の目標についてもお話しできるタイミングがあれば記事にしていきたいなと考えております。(あくまで変わらず日記感覚です。)

なお仕事内容については職務上お話しできないため記事にすることはありません。


まずは現状まで。




最後に


タイミングはコントロールできません。私自身ここぞというときの運はかなり強いのだと自負しています。しかし経験値としては、正直そこに行き着くまでの労力と時間は費やしてきた結果だと思っています。だから全てを運にせいにしたくないし、タイミングが良かったから、では終わらせたくありません。

仕事にも役立てたるため、現在はFPの資格取得に励んでいます。生涯勉強ですね。






最後まで読んでいただき大変恐縮です。堅苦しい記事が多いですが今後も前向きな記事を書いていきますのでどうぞご贔屓にお願い致します🤲🏻少しでもあなたがプラス思考へ導けるよう私もサポートさせてください。