英文法は丸暗記ではなく、理解しながら公式化していくと応用がきいて、楽。
今日は真面目な英語の話をしてみます。「文法が分からなくて。」「中学の時から、英語が苦手で。」という声が時々聞こえてくるのですが、「丸暗記でやっつけろー!」というのは少し乱暴ですよね。今回の記事では、「英語の文法や熟語を理解して、公式化していくと応用がきくよ。」というお話をしてみたいと思います。
高校英語で習ったと思うのですが、not more thanとno more thanを例に挙げて説明してみたいと思います。次の①②の英文を訳してみましょう!
①My son had not more than 1000 yen when he got home.
②It takes no more than 30 minutes to get to Naha by bus.
①は直訳で考えてOKです。
私の息子は~を持っていた / 1000円より多くないお金 / 彼が帰宅した時
notは普通の否定なので、
not(~ではない)+more than(より多い)・・・
=・・・より多いというわけではない
=多くても(最大でも)・・・・
という意味になります。
①は「息子は帰宅した時、最大で1000円持っていた。」という意味です。
では、②はどのような意味になるでしょうか?
「noは強い否定」という意識をもつと、比較的シンプルに理解できると思います。
no(全然~ない) +more than (より多い)・・・
=・・・は全然多いと感じない(少ないという意識がある)
=・・・しかない
という意味になります。
②は「那覇までバスで30分しかかからない。」という意味です。
ここから、応用していきましょう。
先程のnotとnoの違いが理解できると、次はno less thanと not less thanの意味が推測できると思います。
no less than・・・ =全然少なくない=・・・もある(=多いという意識)
not less than・・・=・・・より少ないことはない
=少なくとも(最低でも)・・・
上記のような意味になりますね。
更に、
not more than ~ = at most ~
not less than ~ = at least ~
もセットで理解して覚えてしまえば、完璧ですね!
いかがでしょうか?こういう過程を理解していくと、何だか数学の公式みたいだと思いませんか?英語の文法事項や熟語も丸暗記ではなくて、一つのルールから、他のルールが導き出せます。そうすると忘れにくいし、応用がきくので、おすすめです!