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姿勢改善は、姿勢をよく見せようと意識するより目線を上げるほうが簡単な理由vol.435

どうもTOMです!


良く
「姿勢を意識しようとしているんです」
「背筋を伸ばそうとしているんです」

確かに、
それも姿勢改善として大切かもしれません。

ただ、
今回は意識ではなく

筋紡錘(きんぼうすい)の観点から

姿勢改善について簡単に解説します。


筋・紡・錘……?w


もちろん、トレーナーなら
トレーナーの勉強する時に必ず参考書に登場する言葉ですが、


医療&スポーツ関係者と
体に関する仕事をしている方ですと


この筋紡錘の事は、指導する現場の中でも
ここを考えながら指導する場面もあるかと思いますが


この筋紡錘が姿勢を意識するよりも

結構大事だよねと言う話です💡


そもそも筋紡錘とは?


この筋紡錘は
簡単に言うと

筋肉のハリや長さを感知するセンサー

のようなもので、

細かい動きをする筋肉、
特に手などに多いのですが、


それでも

実は、首の後ろには
この筋紡錘が
多く存在していて、

手などの細い筋肉の15倍ほどもあると言われています。
【kulkarni V ら、2001より】




つまり、この首の後ろの筋肉に

この筋紡錘というセンサーがあるわけですが


この筋紡錘は全身の骨格筋(筋肉)に存在していて、


特に、
その中でも首の後ろの筋肉に多く集まっています。


例えば、
姿勢をよく見せようと無理に胸を張った結果


首はストレートネックの状態で
ただ、腰が反り腰になってるだけ

そういった方は、
結構現場でも見受けられたりします。


姿勢改善をすると、考えたときに


ピラティス
ヨガ
筋トレ
リハビリ
運動療法
整体など


世の中には
色々とアプローチ方法はあると思いますが

もちろん、
そういった専門的な部分で改善していくことも、重要だと思いますが



タイトルの通り
シンプルに頭を起こす事って大事だよねと言うことをお伝えしたいなと思ってます。



金沢大学や広島大学などによる
ストレートネックの姿勢による首の後ろの過剰な疲労感は、
過度の緊張状態から


肩周りの筋肉の活動に影響を及ぼしてしまう。
と行った研究があります。


結果

これらの姿勢が
姿勢保持においての疲労を研究の中で参加した方全員が確認できたとのことです。





ですので
簡単に言うと、首の後ろの筋肉がつかれると
姿勢が崩れると


体全体も疲労感を感じてしまう


また姿勢保持が難しくなってしまう

そういった論文の結果です。



特に今の時期は気温も低くなる時期でありますし、日照時間も短く


免疫力の低下や
睡眠時の寝違えなど


体のコンディションが整わない、
もしくは崩れてしまっている方も少なくありません。


こういった時は、
暖かいお風呂でゆっくりと体の芯から温めたり

睡眠時間をしっかり確保すること

栄養のある食事を取る

この辺はダイエットももちろん関係してくると思いますが、


毎日現場に立って、
パーソナルの指導する中で感じる事は、


人間の体は無意識のうちに

体の状態と心の状態を一定に保とうとする働きがあるので、


下を向いていると思考もネガティブになり
体の疲労感も感じてしまう。


一方で、頭を起こして、前を向いていたり、
上を向いているとポジティブで
体の疲労も多少は感じにくく


当たり前ですが、
良い姿勢も維持しやすいかと思います。


これは姿勢、改善を指導する

トレーナーの立場だけに限らず

ビジネスの場面など

社内のミーティングなど
クリエイティブで、創造的なアイディアを
出す場面においても


ストレートネックで、頭の位置が下がっていると

解剖学的にも
この筋紡錘、筋肉の長さやハリなどを調整するセンサーが

感覚が鈍くなってしまうため、


結果、
自律神経も影響を受けてしまいますし
姿勢が崩れることにより、
内臓への負担から内臓機能の低下なども考えられます。


また腸と脳の関係、


腸脳相関の関係から考えても、内臓への負担からストレスを感じやすくなったりもするため、


結果的に頭の位置が下がってしまったりするといった。悪循環にもつながってきます。


姿勢改善のレッスンに参加することももちろん大事だし
ピラティスで体の使い方を変えることももちろん大切ですが、



まず、簡単にできることとして
メンタル面も変えていくには

動作や特に頭の位置、自然など


動きから改善していくことが

ストレッチや筋トレなどと異なる

シンプルな姿勢改善のアプローチかと思います。


特に気持ちも沈みやすい
冬場の寒い季節だからこそ、


体の動きから変えていくのも良いかもしれませんね!


ということで、本日はここまでです。




今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


それではまた明日🌃



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