「知ってる」で終わる人
どうも、高尾トンビです!
プロフィールにも書きましたが、僕は大学や専門学校で講師をしています。その他社会人を対象にセミナーやワークショップもします。
講師をしている中で、ある情報や知識について解説した際に「それ知ってる!」という感じで、興味関心を失ってしまう人がいます。
「はいはい、それね。俺は知っているよ。」っていう感じで、「コイツの話は聞く価値ない」と言わんばかりにスマホを見始めたり、別のことをしたりする人がいます。
知識があることはとても勉強熱心で良いことなのですが、「知っている」「聞いたことがある」と思った後、「どういう反応をするか?」でその人の成長が停滞するか、大きく成長するかが分かれます。
「知っている」の「先」を意識する!
以前、「知識や情報のインフレ」というnoteに書きましたが、今のご時世で「知っている」というだけではあまり価値はありません。
その情報や知識を使ってどのようにアウトプットしていくか?ということに意味があり、そのアウトプットにこそ「価値」があります。
だから「知っている」だけで満足して、「ドヤっている」人はとても危険です。
「アウトプット」を意識すると、受け取り方が変わる
たとえ知っている情報や知識であったとしても、「それをどのように活用するのか?」「その話が何とつながるんだろう?」ということを意識すると、違う気づきがあります。
目の前で講師が講義をするという「アウトプット」と行っているので、例えば自分も同じようにその知識を人に解説してみるとか。
以前、一行読書「わかったつもり〜読解力がつかない本当の原因〜」でも書きましたが、多くの人が「知らない」が「知ってる」に変わった時点で満足してしまい、それ以上掘り下げないという「浅い理解」のまま止まってしまう。
しかし、アウトプットしてみると実感しますが、「浅い理解」ではなかなかうまくアウトプットできません。そこで初めて自分の「理解」が不十分だったことに気づくことになります。
一方で、アウトプットをしない人は自分の理解が浅いことに気づかずに放置してしまうので、時間が経つと「あー、これなんだっけ聞いたことあるなあ」という感じになります。
そんな状態では、いくらインプットしてもその情報や知識は役に立ちません。
知っていることに出会ったらやるべき3つの行動
講義やセミナーなどで「知っていること」が出てきた場合、次の3つの行動をオススメします。
1.復習する
2.質問する
3.アウトプットする
1.復習する
自分が既に知っていたということは「予習」していたのと同じ状況です。予習したことは復習が大事です。実は復習する時(記憶を引き出す)に、記憶が定着するという説もあります。
なので、この講義やワークショップを「復習」の時間として活用しましょう。自分が正確に理解していたかどうかを確認する場として活用しましょう。
2.質問する
講師が説明している情報や知識の「その先」について質問しましょう。
「その知識をどのように使うか?」「具体的な事例は?」とか。その他関連する知識などを掘り下げるような質問をぶつけてみましょう。
すると、もう少し踏み込んだ内容が学べるはずです。
3.アウトプットする
講義やセミナーの内容をアプトプットしてみましょう。
講義が終わった後でもいいですが、スマホをいじるくらいなら講義中に「メモ」としてアウトプットをしましょう。
講義やセミナーは、参加人数が多ければ多いほど内容が希薄になります。また、参加者の前提知識やリテラシーがバラバラだとどうしても低い方に合わせる形になってしまいます。
ちなみに、どう工夫して「学ぶ価値が低い」という場合は、残念ながらその講義やワークショップで時間を使う必要はないかもしれません。(それはサンクコストなので)
何かの資格や単位などの問題でどうしても受ける必要がある場合は仕方がないので、せっかく時間を使ってリアルで学ぶ場合は、その時間をフル活用しましょう。
学びの意欲が高い人は、どんな環境にいても貪欲に学ぶ姿勢が強いものです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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