見出し画像

読書「スノーデンファイル」

スノーデンファイル

スノーデンの事書いた本を見ました。
それで、ドイツで大規模なデモが前に起きていた
ニュース思い出したんです。
彼らの着てる服に書かれた言葉。
その言いようのうまさったら。
「イエス、ウィー スキャン」

ところで、スノーデンは「鉄拳」(ゲーム)に
ハマっていたと書いてありました。
そんな人に思えなくて意外でした。

気になるのは
結局この人 無事で居られるのか?です。
自国の政権批判するジャーナリストを
平気で殺してしまうような
ロシアにいることもまた大丈夫?と心配です。

本では、彼が過去にネットで発言した事の
内容が紹介されているんですが
それが可笑しかったです。

長いけど引用しますと

「だが、この緊迫したやりとりがきっかけで、
ホワイトハウスはイスラエルとの情報共有を強化し、
イランの各施設に対する新たな妨害工作について
イスラエル当局に説明した。
これはブッシュが次期大統領のバラク・オバマに
引き継ごうとしている、重要な機密プログラムである」だと 
もしもし?機密ですって?そりゃどうも
スノーデンファイルより

このスノーデンの発言に対しネットで、
他のユーザーの返答が「知るか」だったそうです(笑)

国家機密を勝手に持ち出して
公開してしまうのが悪いのか、
NSAや他国の機関が一般を監視しているのが問題か、
とにかくこの件は人によって
間逆の考えになりそうです。

昔、ペンタゴンペーパーズと言うのがありましたが
あれは人に知らせて良かったのではと思うし
何でも秘密にしておけるなら
何するかわからないという危険も確かに存在します。
しかし、ウィキリークスのように修正無しに
情報公開するのは間違ってるとしか思えません。
人の命の危険が及ぶ場合には特にです。
何でも知る権利がある、とも思えないのです。

何より この本を見ているとイギリスが怖いです。
ガーディアンはイギリスでの報道を
途中で諦めてアメリカで報道しました。
他のメディアが大人しくしていたと書かれてますが、
それが本当なら 凄く怖い。

本書ではスノーデン曰く

「何も悪いことをしていないのに見張られ、
記録されます。中略 だから何も悪いことを
していなくても、いっこうにかまいません。
最終的に誰かから嫌疑をかけられればよいのです。
間違いでもいい。すると彼らはこのシステムで
過去にさかのぼり、あなたの意思決定の一つひとつ、
あなたが喋った友人の一人ひとりを入念に調べます。
そしてそれをもとにあなたを攻撃する。
無辜の民の暮らしから疑念を引き出し、
誰でも犯罪者に仕立て上げるのです」
スノーデンファイルより

とあります。

アメリカは、正義の顔をしてアメリカ的民主主義を
輸出して他国を批判していながら、
一般人を監視するとか、そんな落ちです。
テロ対策は必要、でも扱う側は慎重でないと
ならないでしょう。
テロってどこまでの範囲?とか。
国の安全のために一生懸命仕事してくれている
人達もいるでしょう。

こういう話を聞くととても残念になります。
そしてガーディアンすごく頑張ったんだなと
思いました。
先々このスノーデンの問題と言うのはずっと
問われ続けていく課題なのだと思います。


▶︎この記事は2014年にブログで掲載したものを手直し再掲しています。
▶︎ この本もしかするとタイトル間違っている可能性が。
おそらくこの本だったはずなのですが感想を書いたのに
本のタイトルをどこにも明記してなくて。。。
間違っていたらご容赦を。
▷このnoteは新たな読書の記録のほかに、これまでの物もまとめています。

この記事が参加している募集

読書感想文

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?