海苔の持つ旨味成分について

海苔は、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸といった3つの旨味成分を含んだ貴重な食材である。

一般的には、風味づけとして使用されることの多い印象だが、実は3つもの旨味成分を含んだ大変優秀な食材なのだ。では、100gに対してそれぞれの旨味成分を含有しているのか。

グルタミン酸含有量(干し海苔)(mg/100g):550~1350
イノシン酸含有量(干し海苔)(mg/100g):1~40
グアニル酸含有量(干し海苔)(mg/100g):3~80

グルタミン酸が圧倒的に多いことがわかる。
食材は旨味の相乗効果でどんどん美味しくなっていきます。
特に一般的に言われているのは、「グルタミン酸 x イノシン酸」「グルタミン酸 x グアニル酸」の組み合わせが最強説である。

海苔に最も含まれているグルタミン酸は、主に植物性の食品に多く含まれている旨味成分で、昆布、トマトなどが代表的です。
一方、イノシン酸は、動物性食品に含まれていることが多く、お肉やお魚が代表的。また、これらは熟成させることでより成分が高まりイノシン酸に限っては香りが桁違いに良くなります。

海苔の持つグルタミン酸と、肉・魚の持つイノシン酸がかけ合わさるような商品を開発したいと思います!

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