オオハラケイ@鳥取で新規就農

鳥取県琴浦町にて、2022年新規就農。 2018年から新規就農を志し、約4年間準備して…

オオハラケイ@鳥取で新規就農

鳥取県琴浦町にて、2022年新規就農。 2018年から新規就農を志し、約4年間準備してようやく営農開始を迎えました。 品目はスイカ・ミニトマトです。

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新規就農の実際/ 就農準備・農地・機械・お金/鳥取県琴浦町で新規就農

大変長らく更新していませんでしたが、ようやく新規就農者として開業しましたので、報告を兼ねて今までの経緯と、就農のために行った準備を紹介します。noteはなかなか継続できず、僕には労力がかかるので、最近はtwitterをしています。 よかったらフォローしてみてください。 1.就農までの経緯広島県出身 ~2017.3鳥取大学農学部卒業 2017.4~2018.3飼料作物を生産する農業法人(鳥取県内) 2018.4~2020.1二社目は九条ネギを専門に扱う農業法人(京都府) 20

    • スイカの定植から1ヶ月間の様子

      しばらくぶりの投稿ですが、スイカの定植も全て終わり、これからをつる引きを毎日のように行う日々となります。 2月24日に最初の定植を行い、3月11日まで間隔を空けながら合計2200玉分のスイカ苗を植え付けました。植え付けたハウスは合計530mで、このうち、130mを今年の研修の担当ハウスとして僕が管理しています。 昨年の様子はこちらからもご覧になれます。 それから、温度管理の日々です。 この時期は晴れたり曇ったりコロコロと天気が変わるので、 ハウス内のトンネルの開け閉め

      • アグリナビウェブイベントのご案内

        こんにちは。就農にちょっとでも興味ある方へのお知らせです。 今度の3月27日に、アグリナビウェブイベント(zoom)で就農相談会にてお話しをさせていただくことになりました。 今回のオンラインイベントでは、独立就農を目指す方向けに、全国各地の新規就農支援を行う自治体や、実際に研修中もしくは研修を経て就農された方からの紹介があります。 実際就農してどうだったか、就農でどんなことが大変だったかなど、色んなお話しが聞けることと思います! リンクはこちら https://www

        • 籾殻またもらってきました。

          籾殻散布を再び別のハウスで行いました。 今回は、前回とは違うカントリーエレベーターからもらってきました。 今回の籾殻採取はダイレクトに天井から降ってくるタイプの取り出し口です。 紐を引っ張ると取り出し口の蓋が開いて籾殻が降ってきます。 かなり勢いよく降ってきます。 前回紹介したタイプだと満杯にするのに10分以上かかりました。 今回はこの勢いなので落としている時間は実質1、2分です。 あとは前回同様にバサバサと撒いて耕運しました。籾殻は軽トラ山積みでも大した重さに

        新規就農の実際/ 就農準備・農地・機械・お金/鳥取県琴浦町で新規就農

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        • ミニトマトのお話
          10本
        • 新規就農のお話
          23本
        • スイカのお話
          27本
        • カブのお話
          1本

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          ビニールハウスを補修する④ドアの補修、裾ビニール交換

          こんにちは。昨日今日と引き続き花粉に打ち負かされそうになりながらの外仕事です。ビニールハウスの補修かまだまだ続きます。 ビニールハウスの裾ビニールの交換とドアレールの補修を行なっています。 裾ビニール交換 裾ビニールは元々土に埋めてあるのですが、長年の風雨で地面から捲れ上がってしまったり破れてしまったりしています。スイカでは特に夜間の保温が大事になるので、隙間風の入らないように交換しました。 スコップや三角鍬で溝を掘っていきます。 掘ったら、交換用のビニールをハウス

          ビニールハウスを補修する④ドアの補修、裾ビニール交換

          ビニールハウスを補修する③肩パイプ・巻き上げパイプの補修

          昨日は巻き上げパイプと肩パイプの補修を行いました。 巻き上げパイプの補修巻き上げパイプは、換気のためにサイドのビニールを巻いて開閉するのに用いるパイプです。 ビニールを巻くので、中のパイプは常に湿ってしまい、錆びて折れてしまいます。 錆びた部分を切断し、径の一回り太いパイプで繋ぎます。 繋いだらビスで固定。これを繰り返し、巻き上げを一本に元通りに繋ぎます。 巻き上げ・肩パイプの錆止め 肩パイプはハウスバンドが当たる部分を中心に錆が進みます。放置すると、腐食が進み、

          ビニールハウスを補修する③肩パイプ・巻き上げパイプの補修

          スイカの圃場準備②

          スイカの植え付け準備が着々と進んでいます。鳥取は苗を植えはじめたばかりですが、熊本はもう初出荷だそうです。さすが熊本はやいですね。 前回に引き続きスイカの圃場準備を行なっています。 前回は灌水するところまでを行いました。 3日がたち、土も落ち着いてきて、歩けるくらいになったら次の準備です。 まずはマルチの下に灌水チューブを通します。 マルチをハウス端から止めていきます。端材をもらってきたのでつぎはぎだらけですが、頑張って止めていきます。 ハウスの端をしっかり止めてか

          スイカの圃場準備

          スイカの植え付けがそろそろ始まります。 今年は研修中とはいえ、ほぼ完全に管理を任せてもらうハウスが合計133m(スイカ500玉分)あります。 プレッシャーを感じますが、就農に向けた良いシミュレーションになりそうです。 というわけで、現在植え付け準備を行なっています。 ボロボロだったハウスの扉のビニール いっぺん全部外して 張り直して設置。 素人仕事なのでパリッと張れず…。 次回するときはもう少し上手に張りたいところです。 元肥を振ったのち耕運 古いトラクターな

          新規就農に向けて経営計画をつくる~認定新規就農者、認定への道~

          こんにちは。これから再び寒波の到来だそうですね。鳥取も冷え込んできました。 さて、新規就農にあたって、大事なものがあります。 それは、経営計画を作成し、認定新規就農者になること! 認定新規就農者とは詳しい説明は鳥取県ホームページにお任せするとして、 概要は次の通り ・青年等就農計画を作成 ↓ ・市町村に提出・審査 ↓ ・認定新規就農者に認定される ↓ 認定新規就農者として就農後、 ・農業次世代人材投資資金(前年度所得に応じて最大150万円の資金交付) ・就農条件整備

          新規就農に向けて経営計画をつくる~認定新規就農者、認定への道~

          籾殻をもらってきました。

          先日、籾殻を引き取りにJAのカントリーエレベーターに行ってきました。 水田地帯でよく見かけるアレです。 軽トラでお邪魔して、籾殻を引き取りに行きました。今回は畑と4往復。 軽トラで積めば金額はなんと無料です!一方、袋詰めしてもらうと一袋150円です。 カントリーエレベーターで乾燥、もみずりした籾殻を収容する巨大なタンクから直接軽トラ荷台へぶち込んでいきます。 ざざざーっといい音がしながら籾殻が溜まっていきますが、粉塵も凄いのでマスク必須です。 一杯溜まったら畑へG

          籾殻をもらってきました。

          ビニールハウスを補強する②曲管の足継ぎ

          前回に引き続き、ビニールハウスの補強をおこないました。 今回使う資材は、60cmにカットした単管パイプと、 単管パイプ2本を平行に接続する金具です。 足継ぎ補強の目的ハウスの曲管は地面に直接挿してあるため、経年劣化により、地際部が腐食してしまいます。 腐食したパイプは浮いてしまい、その分ハウス本体の踏ん張りが効かなくなり、耐雪性、耐風性が弱くなり、大雪、台風等で被災しやすくなります。 腐食がひどくなり、パイプが連続して浮くと元々の位置からパイプ本体がずれ、新たにずれ

          ビニールハウスを補強する②曲管の足継ぎ

          ビニールハウスを補強する①Tタイバー取り付け

          先日から就農予定地のビニールハウスの補強を始めました。今回の補強の目的は、雪害対策、地際の腐食対策の二点です。 ハウスの断面図をざっくりこんな感じとします。 天井から、逆さのTの字にパイプ(Tタイバー)を取り付けします。 そして、曲管の足元が腐食しているため、別のパイプで継いで補強します。 今回はそのうち、Tタイバー取り付けを紹介します。 ビニールハウス補強の必要性https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/sisetsu/a

          ビニールハウスを補強する①Tタイバー取り付け

          ビニールハウスの排水対策をしました。

          こんにちは。連日、ビニールハウスの補強作業で大工仕事を行っています。腕をあげる作業が多く肩がバキバキに凝ってます! その模様はまた今度、今回は先日の作業の様子をお伝えしたいと思います。 先日は、就農予定地のビニールハウス周辺の溝堀りを行いました。 手段と目的 相棒はこの管理機です。一週間前ヤフオクで落札しました。75000円也。 定価の約1/4です。とはいえ、まあまあ良い値段したんだからこれからバリバリ仕事してもらいますよ!! ということで初仕事から、ハードなハウス周

          ビニールハウスの排水対策をしました。

          4年間倉庫で眠ったエンジンポンプを再生する

          今日は農家さんから使っていないエンジンポンプを頂きました。 4年前にエンジンの調子が悪くなり、新しいものを購入したため、4年間倉庫に眠っていたそうです。直せたら使ってもいいよとのことでしたので修理に挑戦しました。 今回は、このエンジンポンプを動けるようにするまでの過程を紹介します。 故障の原因を探る農機具に限らず、エンジンは素直なので、動かない場合は必ず何かの原因があります。逆に言うと、その原因を取り除けば必ずといっていいほどエンジンは復活出来ます。 農機具が動かないとき

          4年間倉庫で眠ったエンジンポンプを再生する

          綺麗に仕上げる!ビニールハウス内の耕耘の順序について

          こんにちは。 今日の鳥取は雪が降ったり止んだりの寒い一日でした。 先日よりスイカ栽培の土づくりのため、もみ殻や堆肥を散布し、耕耘を行っています。 今日は、ビニールハウス内の耕耘の方法について紹介します! ※農業の諸先輩方には、様々な方法をお持ちのことと思います。あくまで、一つの方法としてご紹介します。 1.ハウスの間口・トラクターのロータリー幅から必要な往復回数を考えるさあ、耕耘開始と意気揚々とトラクターに乗り込みたいところですが、まず大事なのは、何往復で耕起できるかをイ

          綺麗に仕上げる!ビニールハウス内の耕耘の順序について

          灌水チューブを組む

          ハウス全体にムラなく灌水を行うためには灌水チューブはまず必須のものです。来年就農時に購入予定のハウスを今年は研修用で使うことになりましたので、冬仕事として配管を組みなおしています。 もともとあった配管は、劣化して水が漏れたり、不良箇所が増えているので、部品を交換しながらの作業になります。少し触ったり移動させたりするだけで、上の写真のように割れてしまっています。 交換のための部品も購入し作業を行っていきます。 ホースを切り、継手に接続し、金具で締める。基本はこれの繰り返し