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灌水チューブを組む

ハウス全体にムラなく灌水を行うためには灌水チューブはまず必須のものです。来年就農時に購入予定のハウスを今年は研修用で使うことになりましたので、冬仕事として配管を組みなおしています。

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もともとあった配管は、劣化して水が漏れたり、不良箇所が増えているので、部品を交換しながらの作業になります。少し触ったり移動させたりするだけで、上の写真のように割れてしまっています。

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交換のための部品も購入し作業を行っていきます。

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ホースを切り、継手に接続し、金具で締める。基本はこれの繰り返しです。ですが、継手に接続するのに非常に難儀しました。
ホースの内径は継手の外径とぴったりのサイズになっています。
そのため、何もしないではめ込もうとしても容易には入りません。

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余っているエンジンオイルを継手のホース差し込み部分に塗布し、滑りを良くします。

それでも入りづらい場合は、ホースをバーナーで炙り、軟らかくし、内側を手で伸ばして暖かい内にはめ込むと何とか入りました。

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これまた分かりづらい図ですが、最終的にはハウス一棟につき9列ずつ潅水チューブを配列できるよう設計しています。ミニトマトを4列の畝で植えた際、各畝、通路に一本ずつ、配置する設計です。ハウスに向かって左からの配管で通路潅水、右からの配管で畝内の潅水が出来るよう、位置関係を調整し、組んでいきます。

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一日作業を終え、一棟目のハウスは、ひとまず今すぐ使いたい配管だけを優先して組んで、今日は潅水して帰ろうと、水路にエンジンポンプの吸水ホースをおろしたとしたところ・・・。

バキッ

と、いう音とともに吸水ホースが割れてしまいました。

ということで明日は、吸水ホースの修理からです。栽培期間中に割れたらもっと困るので、事前に新しいものに変える理由が出来てよかったとしましょう。


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