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うつ病と妊娠、精神科と産科

そんなこんなで、結婚を機に東京から生まれ故郷(とは言っても完全な地元ではなく)に帰って来たので、引越しの片付けや手続きが落ち着いてから転職をしたのですが、その転職先が本当に私には合わなかった様で、寛解状態にあったうつ病も悪化。

新たにメンタルクリニックを探して通院を始めました。いつ退職しようかと時期を見定めている中で妊娠発覚。

子持ちが転職するには保育園問題があって、保育園に入れるのは仕事をしていないと難しいというジレンマ。

ここ最近は、待機児童問題もあるので、私はその辺の問題で退職を躊躇ってしまいました。

妊娠は早めに分かったのですが、最初に受診した産科クリニックでは、うつ病の持病がある場合、通院している精神科医師からの意見書を求められました。

何より、既に悪阻らしき嘔気が出ていたにも関わらず、【こんなに早い週数で起こるわけがない。気のせいですよ。】と全否定。挙句の果てには、意見書を貰って来ないとウチでは産めません。と言われました。

その時点で主治医となっているメンタルクリニックの医師とはまだ1度しか会っておらず、東京にいた頃の主治医の方が私の状況を分かっているんじゃないか?と思うくらい。

初対面の産科医師ではありましたが、何だか合わなそうだなと感じた私は早々に別の産科を受診する事を決意。

結局、産科で渡されていた意見くださいなという依頼書は破棄しました。(封もされていなかったので、こっそり見たら、うつ病だけではなくその他の精神病の可能性もあり。と書かれていました。)

日を改めて、別の産科婦人科病院を受診し、自分の持病の事も含めてお話ししましたが、そこでは、マタニティブルーという言葉がある様に妊娠と言うのは様々な変化が起こるので、心配な事があればいつでも相談して下さい、精神科の受診が必要な状況だったらこちらからも声を掛けますね。と受け入れて下さったので、そちらに通う事にしました。

困ったのは、ただでさえ精神的に不安定になりやすいのに、普段頓服として飲んでいた薬を飲めなかったこと。

抗うつ薬でも妊娠期に飲めるものはあります。

ですが、私の主治医は産科も精神科も双方共に「そちらの方が詳しいだろうから...」と。

精神科の先生は、医薬事典を調べながら「これなら...」と選んで提案はしてくれていましたが、私自身は飲まずに済むなら飲みたくないと希望していたのでそれをお断りしてしまっていました。

(この辺りは、変に拘らずに臨時薬として貰って置けば良かったなと反省。)




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