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妊娠中のつわり。

抗うつ薬を飲まない事を選んだ理由。

それは、薬が胎児に及ぼす影響について、分かっていない(研究されていない)事が多かったからです。

なので、妊娠中は色々な事に苦しみました。

第1に辛かったのは、【吐きづわり】です。

普段は好き嫌いなく何でも食べられるのですが、妊娠期にはネギ系が全くダメに。

ドラマでよくある様な、ご飯の炊ける匂いで気持ち悪くなるのは当たり前にあったし、色んな物が食べられなくなりました。

妊娠中に食べられた記憶があるのは、ミニトマトとお豆腐とマックのフライドポテト、それから、おやつカルパス(何故?!)。

つわりが落ち着いてくると言われる時期でさえ、しゃぶしゃぶなどで煮込んだ野菜と具のないうどん、ネギ系の入っていない塩ラーメン、無糖の炭酸水、使えた調味料はポン酢ぐらい。

初期の頃に自分の誕生日があったのですが、その日は体調も良く旦那さんの買ってきてくれたケーキを調子に乗って食べたら、その後すぐに全て嘔吐してしまった事もあります。

また、歯磨きもダメ、うがいもダメ、シャワーに入ったらそこでも嘔吐...というくらいでした。


次に辛かったのは、つわりが酷いことで仕事にならなかった事。

例え退職したい職場であっても、育休明けまでは在籍すると決めたからには働くつもりでした。

けれど、当時の勤務先は療養病院です。

オムツ交換など、どうしても排泄物のニオイが充満してしまう時間帯があります。

その時間を避けてリハビリをしに回って居ましたが、寝たきりの方のリハビリはかなりの重労働です。自分の意志では起き上がることの出来ない方を起こす必要もありますし、関節が固まっている方のリハビリはある程度の力も必要です。

いつ襲ってくるかも分からない吐き気を気にしながら、1人20分と時間が決められている中、フルタイムで14-17人リハビリをしなければなりませんでした。

上司は男性だったのですが、「辛かったら無理しなくて大丈夫だよ。」と言ってくれていました。それでも、私の一日のリハビリ実施人数が少ないと「もう少し頑張れない?」とも...。

事情を説明してもあまり理解して貰えず、同僚のママさんセラピスト達も自分の時はこうだった。と言うだけで、「体調が悪いのは仕方がない。それでも出来ないのはやる気が無いだけ。」、独身のセラピストには「病気じゃないんだから」と言われる事もありました。

迷惑を掛けている自覚はあったので、何とか頑張ろうと人数をこなすと、その次の日には出血という事もありました。

今思えば、産婦人科の医師に、母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらえば良かったと思います。

もし、今つわりなどで辛い状態の方でこのページを読んでくださっている方がいる、もしくは、身近につわりに苦しんでいる方がいるという方は、是非活用して頂きたいと思います。


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