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[笑論]宇宙はデキちゃった! 1/2

第一部にて、宇宙の構造について「ドーナツ構造」だというお話をさせていただきました。

第二部においては、そのドーナツ構造から絶えず「渦」が発生している。それが宇宙の働きだと。したがって、循環しているのが宇宙の常態であり、はじまりを考えるのはナンセンスだと論じました。

 その続きです。

 今回は視点が変わりました。これまでは宇宙全体を俯瞰しようとしてきたわけですが、人間にとっては人間が存在する範囲が世界であって、もっと小さなスケールで考える必要を感じたからです。というのは、ウソで、「渦」には小さなものも無数にある。そのことを考えてみました。

◇ ◇◇ ◇◇◇ ◇◇ ◇

 前回、アマノウズメの「ウズ」というのは、宇宙の根源の渦作用を表していると書きました。
 しかし、そんなトンデモ・オカルトなことを考えなくても、普通に考えれば、「裸踊りをした時にクルクルと回ったんじゃないの?」と。つまり「ウズ」というのは「踊り」という意味ではなかったのかと。

 確かに、それもあると思います。というか、それが普通ですかね。
 今回は、ダンスのような小さな回転と宇宙の「渦」作用は、どういう関係があるのか? というところからスタートしました。

 きっかけはラヂヲ。生命とは何かという話の中に「渦」の話が出てきたんです。生命の条件の一つは、外のものを取り込むことなんだそうです。生物の場合、呼吸や食べることで外部を取り込んでます。
 火や「渦」は食べたり光合成こそしませんが、火は燃料を「渦」も水の流れというエネルギーを取り込んで存在しています。外部エネルギーがなければそこで消滅。つまり、火や「渦」は、その点では生命の条件を満たしているんです。世間を騒がせているウイルスとはそこが違う。
 専門の方からすると、苦笑もできない粗雑な解釈かもしれませんが。そこは逆立ちしたって素人なんで、突き進みます。

 その話を聞いていて、「渦」が一種の「エンジン」のように思えてきました。「渦」を「エンジン」に見立てれば、必要なのは「エンジンを始動させる働き」と「エネルギーの供給」です。
 その構図にあてはめると、アマノウズメがやったのは「ウズ・エンジンを始動させた!」とも云えそうです。今のエンジンにはセル・モーターが付いてますが、初期のエンジンは人力でエンジン回して始動させてたんですよ。

 アマノウズメの踊りとは、もしや「ウズ・エンジン」を始動させる行為だったのではないか?

 じゃあ、エネルギーは? はい。「アマテラス=太陽」です。アマノウズメが「ウズ・エンジン」を始動させ、そのタイミングで岩戸が開かれて「太陽エネルギー」が供給されたと考えれば、バッチリでしょ?
 そうやって世界は再起動された!

 もちろん、アマノウズメというのは擬人化された神ですから、その実体は何なのかと考えねばなりません。アマテラスが太陽(恒星)なら、アマノウズメは何なのか? 渦そのものなのかどうか……。

 まあ、そんなふうに課題はまだありますが、
 神話ってスゴイですね。あんなシンプルな話に、根源的な秘密が幾重にも隠されているんですから。

 でも、ここで疑問。

 誰がアマノウズメに命じて「ウズ・エンジン」をスタートさせ、
 アメノタヂカラオに命じて「太陽」を再登場させたのか?

 もったいぶった云い方をしましたが、これは謎解きでもなんでもなく、神話にその名がちゃんと記されています。一連の作戦を考えたのは、オモイカネだと。

 でもそこでオモイカネが「黒幕」だと思ってしまうと、たぶんそれは罠。

 神話は暴露本ではありません。そりゃあ確かに、時の権力者によって何度も改竄されてきたかもしれませんが、それはそれ。
 もし本物の神話が存在していたなら、科学以上に宇宙の真理を反映している可能性があると思うのです。
 つまり、現存している神話から「歴史的なドラマ」を読み取ることも出来そうですが、そういことに惑わされずに、オリジナルに思いをはせることが大事。
 その場合、何を根拠に取捨選択するのか? 勝手なことは出来ません。ですから、宇宙の成り立ちと照らし合わせようとしているのです。

 本物の神話なら、きっと宇宙にリンクしている!

 その時代その時代の権力者や悪賢い者がいかに神話を改ざんしようとも、人間の浅はかな了見で手を加えれば、絶対、宇宙の成り立ちからズレたことを書くことになる。
 これは科学についても云えることで、今の科学水準で、すべてを理解しようとしても、それは無理。

 神話と宇宙科学はセットで考えるべきだと思うのです。その時初めて、真実がうかびあがってくるハズ……。


つづく

※前編(コレ)は、頭で考えたことなんでこの程度ですが
このあと「降りてきました!」。後編に乞うご期待~


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