記憶に頼らず見る"リジャーナリングトレーニング"
"リジャーナリングトレーニング"をおこなうと、自分の記憶に頼らずにものが見えるようになり、脳の情報処理の速度と抽象度を上げることができます。
抽象度とは
抽象という言葉から分かるように、物事の共通性、本質、性質を抽出して把握する度合いのことを意味します。
抽象度は、上がれば上がるほど、より抽象的な表現となり、下がれば下がるほど具体的な表現になります。
例えば、あなたの目の前にかわいいスコティッシュフォールドちゃんがいるとします。
目の前のスコティッシュフォールドちゃんの抽象度を上げた表現は猫となります。猫をさらに抽象度を上げて表現すると、動物、、生物、、命というようにどんどん抽象的な表現になります。
もちろん、その逆に抽象度を下げて具体的にしていくこともできます。
抽象度は高ければそれで良いというものではなく、状況に応じて自由にコントロールできることが重要です。
何となく抽象度が分かってきたところで、"リジャーナリングトレーニング"の方法をお伝えしましょう。
リジャーナリングトレーニング
1.自室でも外出先でもかまいませんので、目の前の景色を10〜30秒ほど見たあと目を閉じて、景色を頭に思い浮かべてみましょう。
2.思い浮かべた景色にあったものを、すべてノートやスマホのメモなどにジャーナリングしていきましょう。(絵を描いてもOKです)
おそらく、見慣れている自室でおこなっても、結構な見落としがあると思います。
人間の脳は何かを一度でも見て認識すると、二度目に見る時は必ず記憶に頼ります。つまり、二度と同じものは見ようとはしないのです。
ですが、"意識的に見る"というトレーニングを繰り返しおこなうことによって、脳の情報処理の速度を高め、いつも目の前の情報を新しく見ることができるようになってくるのです。
トレーニングのポイント
・なぜ見落としたのか、なぜよく見えたのかを考えてみましょう。
・景色の半分以上のものが見るようになるまで、何度も繰り返しトレーニングをしましょう。
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