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次期社長・リーダーの決め方!失敗しない世代交代の方法をお伝えします!

こんにちは!
今回は私の著書『社員を喜ばせる経営』(現代書林)より、
今いる社員が辞めずに育つ、人材育成の成功法則をお届けいたします。
書籍から引用しつつお話します。


信じて任せる経営で事業承継もスムーズに
経営チームから次期リーダーを


私は40年にわたって中小企業の事業承継コンサルティングに関わってきました。これだけの年月にわたってニーズがあるのは、事業承継で失敗する(困っている)中小企業がそれだけ多いことを示しています。

創業者が頑張って会社を軌道に乗せても、ニ代目になると、その勢いを維持していくことが難しくなります。

ニ代目三代目も事業をイノベートして、創業期の成長パワーを持ち続ける会社は数えるほどです。これは『100年企業』がいかに難しいかということの裏返しです。事業承継を成功させることができる経営の基盤力がなければ、100年企業など、まだまだ先の夢ということになります。

では事業承継はどうしたらうまくいくのか。
その基本の「き」は経営者が社員を信じて任せるということなのです。
つまり「社員を喜ばせる経営」の実践です。

後継者をどう育てたらいいか?
息子を社長にするノウハウは?

それを考える前に、もっと大きいところの経営を見直す必要があります。

「経営は一人ではできない。」
「一人でやっている経営は経営とは言えない。」

その事実と、社長自身がしっかり向き合うことが第一に必要です。
1日は24時間しかないわけで、その24時間で全部一人でやろうとしたら時間に限界があります。

後継者をどう育てたらいいのか?
息子を社長にするノウハウはどうか?

息子を社長にするのはいいことですが、本当に社長として適任かどうかということは考えなければいけないですし、社長をきちんと行う必要があります。

ワンマン経営も、会社を私物化した経営も、実は経営ではありません。
ホンモノの経営ができていれば、つまり社員を信じて任せることで、「社員を喜ばせる経営」を実践できていれば、
実は事業承継というのはレールのちょっとしたポイントの切り替えぐらいの作業で、順調に進むものなのです。

経営を進めていく中で次期リーダーが自然に現れてくるからです。
具体的に言えば、「社員を喜ばせる経営」への最終ステップ。

「経営チームを作って経営会議をする」を実践して、
それが経営方針の決定機関として本格的に機能するようになれば、その経営の中から、次期社長になる人(の候補)が自然に現れてくるということです。

たとえ社長が急に亡くなったとしても、経営チームの仕組みが万全であれば、その後継者候補の人が社長を引き継ぐことで難局は乗り切れます。言い換えれば会社は常に社長がいなくても大丈夫な状態になっているのです。
それが社長一人に依存しない安定した会社のあるべき姿ですし
事業承継の計画と履行をスムーズに行うための一番の要因となります。


自分の子どもを次期社長にしたいと考えているなら、息子・娘を早い段階から経営チームに入れておけば良いでしょう。
それによって、親としてじゃなく社長として、その人物が次期社長にふさわしいかどうかを客観的に見ていくこともできます。

経営チームによる合議制の経営体制をできるだけ早い段階から作っておくこと、会社の現在ばかりでなくずっと先の未来まで健全で発展的な組織として存続していくことが布石なのです。それが100年企業の基本であり、また成功の秘訣なのです。

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