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卒業旅行記

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ヨーロッパひとり卒業旅行記 2023.2.8-3.6の27日間の、旅の写真と日々の機微の記録 ロンドン>ブライトン>パリ>ユトレヒト>ハンブルグ>コペンハーゲン>イェーテボリ>… もっと読む
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記事一覧

旅は終わる。しかし、どうやら私の人生は続く【卒業旅行記#27東京】

東京に帰ってきた。 実感はあるような、ないような。 でも、私が今いるのは、どこをどう見て…

とりさ
1年前
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大丈夫、これからもまたここに向かえる【卒業旅行記#26ヘルシンキ】

遂に、卒業旅行の最終日に到達した。 全く現実味がなかった。いまもない。 今日ヘルシンキを…

とりさ
1年前
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覚えている人がいる限り、記憶の中の時間はなくならない【卒業旅行記#25ヘルシンキ】

卒業旅行最終日の今日は、フィンランドで一番大切な友人の一人と過ごした。 ふざけまわっては…

とりさ
1年前
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つかれてるって言えた日【卒業旅行記#24ヘルシンキ】

一年半ぶりに会ったそのフィンランドの友達は、晩御飯の後に私をヘルシンキの夜景の見える素敵…

とりさ
1年前
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テキストコミュニケーションで本人が表される割合は1割くらいと思った方が良い【卒業…

テキストでのコミュニケーションは、あまりにも難しい。 今日の学びである。 1年半ぶりにフィ…

とりさ
1年前
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今ある人との繋がりをどうか、大切にできますように【卒業旅行記#22フィンランド】

他人との関わりがほとんどなかった先週とは打って変わり、ヘルシンキでは人と会うことが滞在の…

とりさ
1年前
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気持ちを押さえつけて歩いている【卒業旅行#21フィンランド】

ヘルシンキの街を巡るとき、無意識に出来るだけ気持ちを押さえつけている自分に気が付く。 「私、今、ヘルシンキにいる!」と思うと、どこにいても途端に気持ちや記憶がぶわあとあふれてきて抑えきれなくなってしまうためだ。街の、見覚えのある風景を見て「私、今」となりかけるたびに「おっと」、と思考を止める。 私は、こんなにも自分の感情に揺さぶられる人だっただろうか。 友人の母宅でゆっくりとすごす フィンランドの友人の母の家に泊まっている。 友人の母からは昨夜眠る前に「私は8時半くらい

人をもてなす一番の方法を知る人たち【卒業旅行記#20フィンランド:後編】

正直、やらかしたかなと思った。 一人旅2週目後半頃に入った私は、オランダで寂しさを感じ始…

とりさ
1年前
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ヘルシンキの海で感情の波にさらわれた、朝【卒業旅行記#20フィンランド:前編】

船の甲板で、波に襲われた。 波と言っても実際の波ではない。襲ってきたのは感情の波だ。 船…

とりさ
1年前
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ヘルシンキへと向かう船でムーミンに会う【卒業旅行記#19スウェーデン】

スウェーデン、ストックホルムから、フィンランド、ヘルシンキへと向かう船に乗った。 ヘルシ…

とりさ
1年前
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聖地と、ラーメンと、確信と【卒業旅行記#18スウェーデン】

ロンドンからはじめてブライトン、パリと来た卒業旅行の前半は予定を詰めすぎ、楽しさはあった…

とりさ
1年前
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スウェーデンのホテルで雇用契約書にサインする【卒業旅行記#17スウェーデン】

雨の音がして、スウェーデンのホテルで目を覚ました。 今、何時だろう、とスマホを見ると「雇…

とりさ
1年前
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コペンハーゲンのカフェとサンドウィッチ屋さんで少し自信を取り戻す【卒業旅行記#16…

どこの国に行っても英語がうまく聞き取れていないことに、ここ数週間の間でなんども悔しさを覚…

とりさ
1年前
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くらくらとしたのは、何もカフェイン摂り過ぎのせいだけではなかったと思う【卒業旅行記#15デンマーク】

朝起きると空は曇っていて、気分が落ち込んでいるのを感じた。 天気に気分を相当左右されてしまう自分にちょっと引く。 大丈夫かね、君。 春からは社会人になる予定だ。 4月からは晴れの日も雨の日も社会で闘う感じになる予定だけど、大丈夫かね。 「でもほら、今はまだ学生だし!」とベッドに転がる。もう一日中ベッドでうだうだしてやろうか?と思う。 それでも、どうにか「えいや!」とベッドから起き上がって外に出た。 一度外に出てしまえば案外何とかなるもので、コペンハーゲンの街を歩き回った