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コペンハーゲンのカフェとサンドウィッチ屋さんで少し自信を取り戻す【卒業旅行記#16デンマーク・スウェーデン】

どこの国に行っても英語がうまく聞き取れていないことに、ここ数週間の間でなんども悔しさを覚えている。
留学を経て、喋ることはできるようになった。知っている簡単な言葉をつなぎ合わせて、今思っていることを伝えることはできる。

しかし、相手の喋っている英語が聞き取れない。6,7割ほどしか言っていることがしかわからない。
昨日は適当に相槌を打っていたら怪訝な顔をされたタイミングもあって、ちょっと落ち込んでいた。

でも、今日はカフェとサンドウィッチ屋さんで店員さんと英語でまともなやりとりができて。少し、自信を取り戻せた。

Democratic Coffeeで朝ごはん

コペンハーゲンに来ている今日は、Democratic Coffeeという、図書館併設のカフェに朝ごはんを食べに行った。

並んでるパン

ここのお店はクロワッサンが有名らしい。
アーモンドのやつが特に美味しいとブログで読んだので、それを頼む。

続けて、昨日カフェインで相当やられたので、コーヒーをデカフェにできるか?と店員のお姉さんに聞く。
「ごめんなさいね、うちではやってないの」と言われる。じゃあ、と言って紅茶を頼む。アールグレイティー。

ここまでのやりとりを、結構スムーズに英語でできた。安堵する。

クロワッサンは、とってもおいしかった。生地が重層をなしていて、外はぱりぱりなのに中はふっかふっかだった。中に挟まれていたクリームも美味しかった。
店内もかなりおしゃれだった。

窓際の席に座った
店内
カフェ併設の図書館。皆、各々のことをしていた。

20分ほど滞在し、あとにする。

▼カフェインとオランダのデザインミュージアムに心拍数をあげられた話


Krystal Sandwich

続けて、お昼ご飯の調達のためにサンドウィッチ屋さんに向かった。
サンドウィッチは野菜が結構入っているので、とかく栄養不足になりがちな長期旅行において旅人の味方である。

お店に入ると、店員のお兄さんが何やら人と電話をしていた。
電話の合間に注文を取ってくれる。クラブサンドウィッチを頼む。

電話を切ったお兄さんが、「ごめんね電話してて。なんかさ、デンマークでお酒売るのに規制かかってさ」と話しかけてくる。そのことについての担当者と電話で話していたらしい。

「そうなんですね。税金とかですか?」「いや、税金とかじゃなくて単に規制がかかるんだよね。テイクアウトと店内で変わるみたい」「へええ。それはなんか……めんどくさそうですね」「そうなんだよお」
お兄さんはちょっと顔をほころばせる。

その後、日本から来たといった話をする。お兄さんの弟さんも日本に今度行くらしい。
私は東京から来てるんだけど、コペンハーゲンは人が少なくていいね、と伝える。ああ、小さな町だよ。うん、それが好き。

お兄さんの英語、聞き取りやすい。会話のキャッチボールが適切にできている感じに安堵する。

そうこうしているうちにサンドウィッチが出来上がる。食べやすいように半分に切っておいたからね、素敵な一日を!と手渡される。
あなたもね!と言ってサンドウィッチ屋さんを後にする。

英語で会話、今日は結構できた!満足感がある。
あたたかいサンドウィッチをもって、ホテルに戻ってそしてバス停へと向かう。デンマークからスウェーデンへと行くためだ。

スウェーデン行きのバスに乗る

スウェーデン行きのバスに12:30に乗り込んだ。
結構、乗客にはお年寄りの女性も多い。しかも一人。

そして、その誰もが凛としているのだ。
背筋が伸びていて、リュックサックをしょって凛としている。一人旅だろうか。私が将来なりたい姿を見た気がした。

席に座ってしばらくするとバスが発車したので、お昼を食べる。

先ほどかったサンドウィッチ。美味しかった。流れる景色を見ながら何かを食べれば、おいしさ倍増である。あと、野菜を食べられて嬉しい。

途中、サービスエリアでフィンランドに居たときによく晩御飯代わりに食べていたグミを見つけたので購入する。

ここで、クレカがまた使えなかった。怖い。慣れてきたけどさ、怖いものは、怖い。

曇った気持ちでバスに戻る。サービスエリアを出てから1時間もしないうちに、イェーテボリに到着する。

▼初日からクレカが使えなかった話


イェーテボリ到着

出発から5時間後、17:30にはスウェーデン第二の都市、イェーテボリに到着した。

取り敢えず、ATMを探して現金をおろす。キャッシュカードは使えたことに、ほっとする。

駅を出る。

イェーテボリは、思っていたよりも大きな都市だった。正直、もっと閑散としてた街を想像していた。

トラムが可愛い。
ただなんか、イェーテボリにはあんまり受け入れられてないような感覚があった。
感覚的なものなのでうまく言えないのだけど……。単に自分が疲れていただけかもしれない。

ホテル到着

駅から徒歩10分ほどでホテルに到着した。
安宿ばかりに泊まっているので、だいぶ些細なことで喜べるようになってきた。今回の宿には、なんと電気ケトルが付いていた。う、嬉しい!

嬉しくてつい写真を撮ってしまったケトル

早速、お湯を沸かした白湯をのむ。おいしい。

18時頃に到着したあとは、ずっと部屋にいた。
色々と考え事をしては、文字に起こしていた。
すっきりした。つたなくても、文章を書くことを苦と思わない人間で良かった、と思った。

明日はホテルで朝ごはんを食べれればクリア、くらいのつもりでいたい。
むりをしないペースをつかみ始めているかもしれない。
明日もゆっくりと過ごせますように。

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