見出し画像

調達担当者の最初の試練-社内規定は読まれない

私の仕事は調達・購買です。

社内の調達担当者への風当たりには厳しいものがあります。

大体最初に言われるのは「なんで今回から急に関与してくるんですか!?」です。

今の会社では、調達部門がサプライヤーの選定に関与すべきカテゴリ・契約金額が社内規定で明確に定められています。

従業員が商品・サービスを購入・調達するときに参照すべき会社の指針(ファイナンシャルポリシー)です。

このような規定が無いと、調達部門の立場はさらに苦しいものになりますが、幸い私はこれに頼ることができます。

私は説明します。

社内規定に基づいて調達部門の関与が必要だから連絡したと。

そして言われます。

「あれね。知ってるけど見てない」「全部英語だからなぁ」と。

これは『試練』です。

逆境に打ち勝てという『試練』と私は受け取ります。

腐ったりしません。

当然です。皆さん忙しいのです。

読まれることのない規定を読み、会社が決めたルールを丁寧に説明する。

重要な私の仕事です。

余談ですが私はストレングスファインダーで「規律性」の能力値が高く、人が誤りを犯したり、思慮に欠ける行動を取るのを防ぐことに長けています。規定を読むのも苦になりません。調達担当に有るといい能力の一つだと思ってます。

啓蒙活動を地道に続けた結果、最近はユーザー側が規定を見て私へコンタクトしてくれるケースも増えてきました。

しかし試練はまだまだ続きます。

規定読んでよおおおお

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?