黄金の精神
2歳の息子は出生時にうまく呼吸ができず、泣き声をあげるまでに数分かかりました。
新生児仮死と呼ばれる状態です。
幸い適切な処置で後遺症もなく、今は元気いっぱいです。
息子より短い37秒の呼吸停止で障害を持って産まれた女性の話。
もしかしたら自分の息子がそうなっていたかもしれない。
ふとそう思ったので見ました。
私はこれまで、障害について知識も無ければ興味もありませんでした。
知ることも、関わりを持つことも正直怖いのです。
なのでこの映画に手を出したことを自分でも驚いています。
ダイバーシティやインクルージョンが叫ばれ、パラリンピックが東京で開催されている。
それも理由の1つだと思います。
映画を見て思ったことは3つ。
・主演のかすれた高い声が心地よかった。
・裸は何か禍々しいものを想像していたけど、何も変わらなかった。
・遊びたい、セックスしたい、飲みたい、働きたい、自分の思うようにやりたいなど、悩みも普通だった。
見終わったあとも、怖さは消えたわけではありません。
映画と現実も当然違うでしょう。
でも描かれていた悩みや望みは、私にも覚えがあるものでした。
『中身は同じ人間』
そう思ったとき、ふとパラリンピックの選手が気になりました。
障害がなくたって人生は辛い。
障害があればもっと辛いはず。
でもそれを乗り越えてパラリンピックに出るって、どんな精神力や!?
黄金の精神を彼らは持っているに違いない!!
私の意識はほんの少しだけ変わりはじめました。
パラリンピックを見てみよう。
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