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【Edge Rank1105】プロフェッショナル 仕事の流儀を観て【中川 マナブ】

映画『君たちはどう生きるか』を製作したスタジオジブリの宮崎駿監督の制作過程を追ったNHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀 ジブリと宮﨑駿の2399日」が放送されました。

今年観たテレビ番組の中でも5本の指に入るくらい見ごたえがありました。

今回の映画は、公開前まで事前に作品に関する情報が全くなく、タイトルとポスター以外の宣伝は一切ないという異例な中で興行収入80億円を超える大ヒットを記録しています。

スタジオジブリ作品が公開する前は必ずと言っていいほど、その制作過程がドキュメンタリーとして放送され、宮崎監督の仕事の向き合い方を垣間見ることが出来て毎回楽しみでした。

今回はPRが全くないとのことだったので、もしかしたらメイキングも作られていないかなと思ってたので、公開後にこうして放送されたのには驚きましたし、ちょっっぴり安心しました。

というのも、これまでもメイキングの中で作品に関する考えや背景を多く知る事ができたからです。

映画『君たちはどう生きるか』は、主人公の眞人(山時聡真さん)と青サギ(菅田将暉さん)に導かれ、生と死が渾然一体となった世界に迷い込んでいくファンタジー。

その世界観はまさに宮崎監督の真骨頂といえるクリエイティビティあふれる作品ですが、ストーリーはかなり難解で一度だけでは理解しにくい方も多かったと思います。

番組の中では宮崎監督の「師」と言える高畑勲監督の死が作品に大きく影響したことが語られ、作品の最後に出てくる大伯父(火野正平さん)が高畑監督がモデルだったことも明かされました。

宮崎監督の高畑監督に対する尊敬、畏怖、嫉妬、憧れといった様々な感情が作品を通して語られていたことが分かって、映画『君たちはどう生きるか』の内容の一部がようやく腹落ちした感じがしています(全部はわからないけど)。

宮崎監督は絵コンテの中で「パクさん(高畑監督)を葬った」と言ってますが、映画を作ることで高畑監督の呪縛からようやく解き放たれたのではないでしょうか。

番組は90分でしたが、密着は6年半以上に及んだそうです。いつかもうちょい尺眺めのディレクターズカット版をDVDで観たいですね。

「プロフェッショナル 仕事の流儀 ジブリと宮﨑駿の2399日」ですが、再放送の予定はないそうで、12/23(土)21時まで「NHK+」で見逃し再生できます。

映画、また観たいですね

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