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名曲名盤紹介 クラシック編

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ブラオケ団員がおすすめしたい、至極の名曲や名盤の数々を紹介しています。 ここではクラシックを特集しています。 お気に入りの一曲が見つかるかも!?
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#交響曲

ブラオケ的クラシック名曲名盤紹介 〜オケ好きの集い〜  #8 『マーラー:交響曲全集』

 今回は、名盤紹介として、DECCA社から発売されたリッカルド・シャイーとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるマーラーの交響曲全集を紹介したい。

 シャイーによるマーラーの交響曲は、1986年から2004年に掛けて録音されており、第1番から第9番までがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)、第10番がベルリン放送交響楽団(現在のベルリン・ドイツ交響楽団)による演奏となっている。シャイー

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ブラオケ的クラシック名曲名盤紹介 〜オケ好きの集い〜  #6 『交響曲 第4番『ロック交響曲』 / I.カルニンシュ』

 今回は、イマンツ・カルニンシュの『ロック交響曲』を紹介したい。

 ところで、クラシック音楽の変遷というのを、これまで考えたことがあるだろうか。小学校や中学校の音楽室を思い起こしてみると、大抵の学校では、左から順番に古い作曲家の肖像画が飾られており、通常はバロック初期に活躍したヴィヴァルディの写真が一番左に飾られていることが多いであろう。『いやいや!私の出身校は先生がマニアックだったので…』とい

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ブラオケ的クラシック名曲名盤紹介 〜オケ好きの集い〜  #3『交響曲第7番第2楽章 / L.v.ベートーヴェン』

ブラオケ的クラシック名曲名盤紹介 〜オケ好きの集い〜  #3『交響曲第7番第2楽章 / L.v.ベートーヴェン』

●はじめに
ベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章は、何故冒頭の和音がAmの第2転回なのだろうか。今回は、この冒頭の和音について考えてみたい。

 第2楽章はイ短調から始まり、第2転回は基本形よりも不安な響きを持つものであるが、何も知識が無い状態で考えれば、ベートーヴェンは第2楽章で暗い何かを表現したかったのだろうと考えるであろう。しかし、緩徐楽章でありながらAllegrettoという指示を出してい

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