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アートプロジェクトの中間支援事業を担うスタッフが、noteをはじめて最初の2か月を振り返ってみた。

よーい、スタート!

こんにちは、東京アートポイント計画です。東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを展開することで、無数の「アートポイント」を生み出す、アーツカウンシル東京の中間支援事業です。各プロジェクトには、「プログラムオフィサー(以下、PO)」と呼ばれるスタッフが伴走しています。

そんな東京アートポイント計画ですが、今年の5月から、noteをはじめてみました。日々変化する社会状況と向き合いながら展開している、各プロジェクトでの試行錯誤を記録するため、また、新しいメディアを使うことによる「新しい人たちとの出会い」に期待したからです。
それと同時に、POも全員個人アカウントを開設。「よーい、スタート!」でそれぞれの視点での記述を始めました。

去る7月中旬、ちょうどnoteをはじめて2か月がたったころ。チームによるnote振り返り会を行いました。

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▲「STUDIO302」にて、オンライン+オフラインで振り返り。

書く行為をとおし、POとしての姿勢を確認

東京アートポイント計画のアカウント(本アカウント)では比較的オフィシャルな情報発信を行いつつ、それと並行して、POのアカウントではより個人としての個性・視点が強い記事を執筆中。
例えば、立ち上げ当初から東京アートポイント計画に関わる大内伸輔は10年間の時間を超えたエピソードを入れ込んだり。被災地支援事業「Art Support Tohoku-Tokyo 2011→2021」の企画でリレー日記を始めることをきっかけに、佐藤李青が毎日日記を綴っていたり。各POの記事は「アートプロジェクトの現場から」等のマガジンでお読みいただけますが、個人でマガジンを立ち上げているパターンもあります。

忙しかったり、何を書くか・どう書くかを迷ったりして手が止まってしまう…という声が上がりつつ、とにかく「かたちにしていく」という意識やスピード感を落とさない姿勢が大事で、小さな気づきをどんどん言語化して出していく身体性が普段から必要だということを確認しました。

これまでも、アーツカウンシル東京のブログ等でPOが文章をしたためる機会はありましたが、noteでは、小さな気づきも一つのコンテンツにしやすい。そのため、より断片的な記録や気づきが拾えたり、気づきを拾えるフレームがつくれたりして、PO個人の視点が互いに可視化されていると感じます。

しかし、ここで一つの問いが浮かびました。

noteで記事を書くことは、中間支援という事業におけるPOの立場や視点の見直しと、さらなる新しい視点の構築につながっている。つまり、自分たちのトレーニングになっている。

…でも、それだけで、いいんだろうか?

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気づいたのは、私たちの向こうにいる人のこと。

一通り振り返りを行うなかで、東京アートポイント計画のディレクター、森司が発した「思考が内向的になっているのでは」という問いかけをきっかけに、自分たちが書くことばかりに話題が偏っていたことに気づいた私たち。

中間支援事業のスタッフとしてはそれでは不十分。プロジェクトと行政の「間に立つ」者としては、各プロジェクトのさらなる展開や基盤構築に活かせるようなnoteの使いかたを考えるステップに進む必要がありました。

記録・発信のツールを探しているプロジェクトにnote運用を勧めれば、広報連携が取れそう。つぶやき機能をもっと事業広報に活用できないか。オフラインでの出会いが減った分、久しぶりの人や新しい人に出会うきっかけにもしていきたい。。。

次の目標は、”noteというインフラを使い倒す”!

新しいメディア(=noteというまち)で、もっといろいろなことが試せるのではないか、もっと出会いに行けるのではないか、コミュニティをつくれるのではないか。振り返りを経て、そんな目標が生まれました。

これからもnoteをとおして、東京アートポイント計画や、各プロジェクトが豊かに育ち、アートプロジェクトに関わる方とのコミュニティがつくっていけたらと思います。

引き続き、「東京アートポイント計画」の取り組みについてチェックしていただけると、嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!!


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