東京大学運動会アメリカンフットボール部 WARRIORS

東大アメフト部は、1957年に創部され、現在では約150名の部員を擁する、学内最大規模…

東京大学運動会アメリカンフットボール部 WARRIORS

東大アメフト部は、1957年に創部され、現在では約150名の部員を擁する、学内最大規模を誇る運動部です。関東学生アメリカンフットボール1部TOP8に所属し、『未来を切り拓くフットボール』を理念に掲げ本気で日本一を目指しています。

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最近の記事

やらない後悔よりやる後悔 【Recruit Blog 2024 #7】 MKG 柳原聡一

絶対に勝たなければならなかったシーズン最終戦、スタンドはチームカラーである青一色に染まり、チームを鼓舞する “Let’s go WARRIORS” の大声援が轟いていた——— これは、1年間マーケティングスタッフとして活動してきた中で、最も印象に残っているシーンです。今までは応援する側だったのに、応援される側になった時の高揚感や言葉にはできない感動は、時間が経った今でもはっきりと覚えています。 さて、受験生の皆さん、お疲れ様でした。どのような大学生活を思い描いているでしょ

    • スポーツエリートへのリベンジ 【Recruit Blog 2024 #6】 原唯稀

      大学の4年間とは何をすべき時間なのだろうか。大学生の一番の特権は、時間が与えられており自分でどこに使うかすべて決められること、そしていくらでも失敗できることだ。自分という人間にとことん向き合い、理解し、失敗という財産を積む。それが大学生という時間だと思う。 僕は今まで面倒な道を避けて過ごしてきてしまった。いわゆる安牌を取ってきた人生で享受した環境に甘んじてきた。レールに乗った人生からひとり立ちしたい、そんな自分が選んだのがWARRIORSだった。 なんでアメフトを始めたの

      • 誰もが主役になれる 【Recruit Blog 2024 #5】 TR 上月優

        WARRIORSは入学するずっと前から知っていた。浪人期通っていた塾にWARRIORSの先輩方が激励に来てくださった。激励と共にWARRIORSの紹介をしてくださった先輩方は、生き生きしていたというか、日本一のために自分達が日々努力していることに誇りを持っているように感じた。とはいえ、受験生活においては現役で大学に行った高校同期がサークルやバイト、遊びで明け暮れるのを見て、自分も大学生になったらそんな自由な生活を送ることが1番のモチベーションだったし、正直WARRIORSのこ

        • なんとなくから本気へ 【Recruit Blog 2024 #4】 殿村駿介

          どうして自分がアメフトを…。 WARRIORSに入って1年弱経った今、時折思うことがあります。合格を掴み取った去年の3/10、自分が運動会のアメフト部に入るとは思っていませんでした。それは自分以外の大半の部員もそうだと思います。アメフトをやるために東大に入ったという人はごく僅かだし、中高アメフト経験者は各代せいぜい2、3人程度。新歓期にこう聞かされたもののWARRIORSは「運動会」の名を冠しており、自分にはハードルが高いのではないかと思っていたため入部は考えていませんでし

        やらない後悔よりやる後悔 【Recruit Blog 2024 #7】 MKG 柳原聡一

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        • 【Recruit Blog 2024】
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        • 【Recruit Blog 2023】
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        • 【WARRIORS RELAY BLOG 2023】
          東京大学運動会アメリカンフットボール部 WARRIORS
        • 【Last Season Essay 2022】
          東京大学運動会アメリカンフットボール部 WARRIORS

        記事

          最高な学生生活を送ろう! 【Recruit Blog 2024 #3】 SA 竹中慶

          自分がこの部活に入ったのは、高校の先輩がいたから、入学前からアメフトに少しだけ興味があったから、ラクロス部は朝が早かったから、といったように特別な理由はなく、特に何も考えずに入部しました。なので今回は、なぜ入部したのか?についてではなく、1年経った今もまだ、この東京大学アメリカンフットボール部WARRIORSの一員であり続けている理由について書きたいと思います。 今、皆さんは東京大学に合格するという偉業を成し遂げて、感じたことのないほどの喜びを感じつつ、これから始まる大学生

          最高な学生生活を送ろう! 【Recruit Blog 2024 #3】 SA 竹中慶

          努力とは一体何なのか。 【Recruit Blog 2024 #2】 安田鴻希

          大学に入る前はサッカーをしようと思っていた。入試前の11月にワールドカップを見て、サッカーという一つのスポーツに世界中の人が熱狂し、見る者に夢を与えていることに憧れた。その時期自分は浪人していたので、人生で何をしたいのかについて考える機会が多かった。漠然とはしていたが普通の人にはなりたくないなと思っていたし、何かを変えないと今のままだとそうなってしまうのでないかと恐れていた。努力さえすればどこにでも行けると信じていて、その努力を通じて何か大きなことを成し遂げたいなとぼんやり考

          努力とは一体何なのか。 【Recruit Blog 2024 #2】 安田鴻希

          縁がもたらす成長と夢への挑戦 【Recruit Blog 2024 #1】 MGR 越海友梨

          新入生の皆さん、合格おめでとうございます。 大学に進学して痛感するのは、人は1人では生きていけないこと、そしてそれ故に他者の存在は切っても切れないものだということです。その中には、どうしても馬が合わない人も、自分に悪い影響を与える人もいます。人間関係って一筋縄ではいきませんよね。 だから逆に、この人と一緒なら大丈夫、この人のようになりたい!と思える人と一緒に過ごせることは、人生においてもこの上なく幸せなことだと感じます。「これはアメフト部のリクルートブログなんだよね?」と

          縁がもたらす成長と夢への挑戦 【Recruit Blog 2024 #1】 MGR 越海友梨

          【Last Season Essay 2023 #18】TE#82 中矢陽斗

          まだ自分がバスケをしている時、初めてフルで見たNBAの試合が2015年のNBA Final、ゴールデンステートウォーリアーズとクリーブランドキャバリアーズの試合だった。その試合で一際輝いて見えた選手がいた。名前はマシューデラベドバ。オーストラリア出身でドラフト外、年俸2000万、決してスター性があるとは言えない選手だった。その選手がMVPプレイヤーのカリーにコートの端から端まで着き切りシャットアウトし、こぼれたボールに身を捨てて飛びついていた。決して派手ではないが、どこまでも

          【Last Season Essay 2023 #18】TE#82 中矢陽斗

          【Last Season Essay 2023 #17】SA 志田遊梧

          3年生になるタイミングで部活へのモチベーションについて考えた事がある。 楽しいから?確かに楽しいこともあるが、大変なことの方が多いし、楽しいだけのことなら他にいくらでもある。 アメフトが好きだから?確かにアメフトというスポーツは面白いが、アメフトを楽しむだけならNFLを観るので十分だ。 東大が日本一を取ることが面白いから?確かにその場面を想像するとワクワクするが、別に観客として関わるだけでも同じなのではないか。色々考えたが、「勝ちたい」ということ以外には思いつかなかった。同時

          【Last Season Essay 2023 #16】QB#8 曽原健翔

           自分がQBというポジションを選んだのは特に深い理由があるわけではない。高校まで野球をやっていてアメフトのボールを投げるのが楽しくて、じゃあQBやるかぐらいのテンションだったと思う。しかし2年生までは控えQBで主戦場はスカウトチームだった。  転機となったのは3年生のシーズン始まってすぐの事である。オフェンスのスキームがそれまでとは一変し、QBに求められる能力、ファンダメンタルも変わってスターター争いが横一線になった。これはチャンスだと思った。ここで頑張ってアピールすれば試合

          【Last Season Essay 2023 #16】QB#8 曽原健翔

          【Last Season Essay 2023 #15】DL#2 髙野修

          僕は昔から、勝負の前に験を担いできました。 例えば、浪人期には困ったらカツカレーを頼んでいたし、神社に行った時には神様に自分勝手な人間だと思われないように先に世界平和を祈ってから自分の願いを祈って、少しでも自分の願いを神様に聞き入れてもらおうとしていました。 験を担ぐことで、力が足りなくても自分の願いが運良く叶って欲しいと思っていたし、失敗は「運がなかったから仕方がない」と自分に言い聞かせたかったのだと思います。かつての僕は失敗から自分を守るために、自分以外の何かが勝負の命運

          【Last Season Essay 2023 #14】SA 大沢優介

          自分はこれまでどんなことでも「なんとかなる」と思って生きてきました。実際、高校時代の部活では最後の大会で例年を超える結果を残せたし、ギリギリではあったけれど東大にも入ることができました。運が良かっただけかもしれないし、環境が良かっただけかもしれません。ただ、そのように楽観的でいられることは自分の良さだと思っていました。WARRIORSでも「勝ちたい」ではなく「絶対に勝てる」と信じようと決めました。そして、どれだけ相手が世間的に格上でも、勝利を信じるのは自分にとってそんなに難し

          【Last Season Essay 2023 #13】TR 山田龍仁

          僕の趣味はランニングです。実力はもちろん陸上経験者には遠く及びませんが、最近は10km40分を目標としており、先日は5kmを18分44秒で折り返したにも拘らず、折り返した瞬間から予想外の強烈な逆風にあおられ大幅ペースダウン、目標達成はなりませんでした。 ランニングはストレス発散の一つです。これを言うと毎度周りに引かれるのですが、追い込むことでその辛さによって多くの他の悩みを一時的に忘れることができるからです。一方、趣味にも拘わらず時にストレスの一因となることもあります。話せば

          【Last Season Essay 2023 #12】DB#21 筏井崇介

          小さい頃から逃げるのが得意だった。 自分で言うのもなんだが勉強も運動も苦手ではなかったので、そこそこ上手くいったところで言い訳をして逃げて、全力でやることを、自分の限界が見えてしまうことを無意識に避けて自分を守っていた。いまだに同期にはスカしてるとからかわれることが多いが、それは感情がでるほど何かを全力でやることを恥ずかしいと思ってきたからだろう。 そんなこんなで約20年間生きてきたのだが、大学に入ってWARRIORSに入部したことが人生の転機になる。そこにあったのは著名

          【Last Season Essay 2023 #12】DB#21 筏井崇介

          【Last Season Essay 2023 #11】WR#13 洞俊樹

          振り返って自分の中でなにか転機があったとしたらポジションが変わって怪我で出遅れた3年の春シーズンだったと思う。新しいポジションの練習をしないといけないのに置いていかれる焦りや復帰できても全くうまくいかない悔しさをとても感じていた気がする。何よりもビビっている自分が悔しかった。この春シーズンで学んだことはビビらないこと、闘いつづけるということ、これは自分の中でこれ以降一番大事だと思ってやってきた。 だから自分は今秋の早稲田戦を忘れることはない。踏ん張って戦い続けなければいけな

          【Last Season Essay 2023 #10】MKG 渡辺楓冬

          引退が近づくとこういう心境になるのかと思って、去年先輩方のラストシーズンエッセイを読んでいた。自分が引退する時はどんな気持ちでいるのだろうか、自分は本当にそこまでやりきれているのだろうか。いや自分にはきっとできない。部活のことを考える時、なぜだかいつの間にかそういうふうにネガティブな方向に考える習性がついていた。小学校中学校高校、浪人時代を含めても、元々そんな性格ではなかったのに。3年生の後半と4年生になってからしばらくは、特にネガティブ思考がある時があったと思う。四六時中そ