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努力とは一体何なのか。 【Recruit Blog 2024 #2】 安田鴻希

大学に入る前はサッカーをしようと思っていた。入試前の11月にワールドカップを見て、サッカーという一つのスポーツに世界中の人が熱狂し、見る者に夢を与えていることに憧れた。その時期自分は浪人していたので、人生で何をしたいのかについて考える機会が多かった。漠然とはしていたが普通の人にはなりたくないなと思っていたし、何かを変えないと今のままだとそうなってしまうのでないかと恐れていた。努力さえすればどこにでも行けると信じていて、その努力を通じて何か大きなことを成し遂げたいなとぼんやり考えていた。そんな時にワールドカップを見て、19歳という年齢ながらサッカー選手に憧れを抱いた。別にそれはサッカーじゃなくても良かった。高校までやっていた野球は満足できるくらい打ち込めなくて、野球で大成するのは難しそうと限界を感じてしまっていた。サッカーを大学から始める初心者は普通いないし、なんか初心者の不屈の努力みたいなものが発揮されるんじゃないかと思ってサッカーにした。やるからには本気でやろうと思っていたけど、たとえ目指すような日本代表の選手になれなかったとしても、道中で見つける新しい目標に向かってがんばるためのいい経験になるのではないかと思えた。だが、ここでとりあえず努力しないともう一生変われないと思って、腹をくくって大学に入学した。

サッカー部に入ろうと思っていたものの、高校同期や先輩の誘いもあってとりあえずWARRIORSの新歓イベントに行ってみた。そこで見せられたのはアメフト部の努力がしやすいだろうなという環境の良さ。部員の数、練習場やトレーニング施設、企業協賛などの規模の大きさにはもちろん驚いた。これが大学の部活動なのかと高校の時のあまり恵まれてはいなかった環境と比べて憧れをもってしまった。そして何よりWARRIORS部員の熱意がすごかった。この人たちはものすごい努力をしているのではないかと思ったし、実際話を聞いたり練習をみたりしてみるとそうであった。いままで自分個人が頑張りさえすれば何でも成し遂げられると思っていたけど、努力している人がいる環境に自分の身を置かないと頑張り切れないのだと気づいた。走り込みなどのトレーニングは仲間がいるからもう一本もう一歩ができる訳で、自分1人でそれをやっていたらどこか甘んじたところで終わっていたと思う。努力したとしても、追い込むことができずに非効率なことを繰り返していたかもしれない。競い合って励まし合ってくれる仲間がいるから自分をもっと追い込もうもっとうまくさせようと思える。選手に限らず、なんでここまでやってくれるのだろうと思うスタッフやコーチの存在も大きい。WARRIORSという1つの組織の中でみんながお互いに影響しあい、それぞれが成長していく。努力を肯定しかしない最高の環境だ。自分が見たワールドカップに対して抱いた憧憬はこのWARRIORSで輝き、仲間とともに日本一になることにあるのではないかと思った。そのときもうWARRIORSしかないと確信した。自分が打ち込めるものを見つけられた。あとは入学前に決意したようにそれに熱意をそそぎ、これでもかというくらい努力してやるのが自分のやるべきことだ。

入部してからもう早一年経つが、自分は当初思い描いていた目標とはかけ離れている。努力の難しさを思い知る日々だ。だがまだ諦めずにやれば届かないこともないと思う。WARRIORSの人たちは諦めずに毎日取り組んでいる。そんな努力する人に満ちあふれた環境どこにもない。大学生活で何かに打ち込みたい人は一度WARRIORSの活動を見に来てその空気だけでも感じてみてほしい。努力というのが一体なんなのか、がんばっている人を見ることでなにか得られるかもしれないから。

(2年 安田鴻希)

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