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誰もが主役になれる 【Recruit Blog 2024 #5】 TR 上月優

WARRIORSは入学するずっと前から知っていた。浪人期通っていた塾にWARRIORSの先輩方が激励に来てくださった。激励と共にWARRIORSの紹介をしてくださった先輩方は、生き生きしていたというか、日本一のために自分達が日々努力していることに誇りを持っているように感じた。とはいえ、受験生活においては現役で大学に行った高校同期がサークルやバイト、遊びで明け暮れるのを見て、自分も大学生になったらそんな自由な生活を送ることが1番のモチベーションだったし、正直WARRIORSのことはすぐに忘れてしまっていた。でも合格発表の翌日、あの時の輝いて見えた先輩の姿をなぜか急に思い出して自分もああなりたいと思った。目標を達成した今、大学でもう一度何かに向かって努力してみたい。それも全く新しい世界で。WARRIORSはそんな私の願望を受け入れてくれるかもしれないと思った。

そんな憧れと期待を胸に入部したが、今までを思い返せばなりたい自分との大きすぎる距離に落ち込む日々が多かった。自分だけができないことに悩んだ時も、自分のいたらなさを情けないと思った時も、周りの人達に迷惑をかけた時もたくさんあったように思う。苦悩とは無縁の楽しいだけの大学生活を送る友人を羨ましく思ったことも何度もある。その一方で、嬉しかった時もたくさんあったことを思い出す。春にはめちゃくちゃだった足首のテープが秋には綺麗に巻くことができて選手に褒められた時。人前に立つことがあまり得意ではなかった自分が選手の前でupを仕切れた時。最初は身体について何もわからなかった自分が身体の痛みの原因を考えてアプローチしそれが改善した時。自分の弱さやできないことと向き合うことは辛さを伴うが、その分大きな成長を得られたなと思う。そうもがき続けながらTRとして選手のために、チームのために成長しようとしている時が何よりも生き生きしているなと感じる。

そしてほんの少しでも日々成長し続けられたのは、自分の周りの人達の存在のおかげだということに最近気づいた。入部した時から互いに励まし合い、一緒に頑張ってきたTR同期や春からたくさんのことを教えてくれて寄り添い続けてくれた、今も私がずっとその背中を追いかけている先輩方。様々な方面でWARRIORSの柱となっているその姿にいつも刺激をもらう他パートのスタッフ。そして目の前の一本を全力で走り切り、日々練習終了時間ギリギリまで努力し続ける選手の姿に自分でも気づかないうちにエネルギーをもらっていた。自分はスタッフとして支える側だとずっと思っていたが、本当はWARRIORSにいる人達の明るさや優しさ、その姿に支えられていた。どんな事があってもWARRIORSに入部したことを後悔したことがないのはそんな環境に身をおけているからかもしれないなと思うし、そんな環境に恵まれてとても幸せだなとも思う。

「TRとしての自分も、TR teamのあり方もそしてWARRIORSも全部自分が主役です。」夏に先輩がおっしゃっていたその言葉の意味が最近になって少しずつわかってきた気がする。私にとってWARRIORSの最大の魅力はWARRIORSに関わる人達全てが互いに支えながら日々成長し、誰もが主役でいれるところだ。ふとグラウンドを見渡すと選手もスタッフも一人一人がそれぞれの場所で輝いていたし、自分も負けないように頑張ろうと思った。

新入生の皆さん、合格本当におめでとうございます。皆さんの目の前に広がった無数の選択肢の中からもし、WARRIORSを選んでくれたなら、日々もがきながら得られるたくさんの成長と一緒に切磋琢磨し支え合えるたくさんの素敵な仲間との出会いが待っています。ぜひ一度、グラウンドに来てみてください。

(2年 TR 上月優)

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