狂った世界で優しくあろうとすること

ウルトラマンとか、アンパンマンを見て、正義とか思いやりが美しいみたいな、"いい人教育"で育ってきたけど。
この世を動かすサイコたちの駒になれて、自己犠牲できる人間に育てるための仕組みなんじゃないの？

そんな狂った世界だったとして。
優しくあり続けることを諦めないで生きるって、本当に苦しい選択じゃない？

優しさが"強さ"とか"美しさ"とか思えるのは、あくまでこちら側の価値観であり、そもそもそんな価値観を一切持ち合わせちゃいない人間が一定数いる。
合理性のみを追求して、完全に自分軸で生きる人間がいる。

「優しさ・愛情＝いい事」
という前提が実は成立してない世界だったとしたら。

もちろん煩悩のために優しさを捨ててしまう場合があったとしても、大前提、優しさを持つ事は大切。という価値観すら、一部の人だけのものだったとしたら。

せめて、そんな狂った世界でそれでも優しくいようとする人のことを、「強い」って思える世界で生きたい。