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脱サラ大学院生の実態 休職・退職して大学院、その支出は?

こんばんは。会社を休職/退職して大学院に入った場合の、支出についてのお話です。

私が大学院に戻ろうと考えたときに特に気になっていたのは、支出についてでした。
・会社を辞めて学生になったときに、いくら金が必要か?
・支出のうち、出さなくても良いものがあれば知りたい!
これらについてインターネット上でまとまった情報を見つけることができずに苦労した経験があるので、同じ意志を持つ人たちの参考になれば幸いです。

※大学院に入ってから気づいたことですが、出費が予想以上に多いです。ですが、入学前に前もってどんなものが支出の項目としてあるかを知っておけば、事前に対策を立てることが可能です。

支出概算の前提

支出は前年の収入に大きく影響を受けます。そのため、もういちど私の背景を軽く説明します。詳しい背景・経歴は以下リンクの記事を参照ください。

・新卒就職から2年目の3月で無給の休職に入る
・2020年の収入により、親の扶養に入り直す事はできない
・入学した大学院は、国立
・独身

次は、この条件で支出について考えていきます。

脱サラ学生1年目の支出概算

前年の収入を大体600万円くらいで概算しています。言葉で書くよりも、図を見たほうが理解が早いと思いますので、図をご覧ください。

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※「前年度」となっていますが、正しくは「前年」です。
※※固定費について、たりてないものがあれば指摘をください。

長期休職・退職をすると、いままで会社が天引きしてくれていた住民税・健康保険・年金などが一般徴収になり、今までよりも身近に感じられるようになります。会社からもらった給与明細の額面を見て喜んで、手取りを見てガッカリされていた方は多いのではないでしょうか?(額面)ー(手取り)の部分が住民税・健康保険・年金などにあたります。

この部分は特に前年の収入によって決まるので、収入の落差が大きければ大きいほどダメージが大きくなります。具体的には、前年の収入が600万円の場合、支出における固定費は280万円程度になる見込みです。

支出抑制のための方策

無給の休職/退職し大学院に入ってこの額を調達してこいと言われても、難しい人が多いのではないでしょうか?いくつか支出を抑制するためのアイデアをまとめていきます。

まずは、固定費のうち前年の収入に関わるものから;
住民税→前年にふるさと納税していない場合、減らすのは難しいです。今後、コロナウィルス要因で、住民税の滞納がある程度許されることがあるかもしれませんが、免除にはならないでしょう。


健康保険→減らすことができる可能性があります。国民健康保険の場合、役所の出納課に収入減の理由(e.g., フルタイムで学生をしている)を伝え減免を申請することで減らすことができる可能性があります。会社の健康保険を任意継続した場合は、勤務時の2倍(会社負担分)払う必要があり、フルタイムで学生をするならばおすすめできません。こちらの金額については、給与明細の「健康保険料」を2倍すればわかります。かなり高い。


年金→学生納付特例により、減らすことができます。こちらの申請先は、各自治体の年金事務所です。学生証・年金手帳を持って申請にいきましょう。


固定費の残りのものについては;
入学金・授業料→減らすことができる可能性があります。どちらも大学に申請することになります。各々申請の締め切りのタイミングが違う場合があるので、注意してください。授業料については、全免(100%免除)と部分的な免除の2種類があるようです。
家賃・通学定期→引越しにより減らせる可能性がありますが、引越しの代金が余分にかかるので注意が必要です。この二つを一緒にしたのは、住む場所(家・地域)によって両方が定義されるからです。この二つを同時に考えて物件を選択すると都合が良いと思います。引越しに寄りかかる追加の支出としては、新居の仲介料・敷金といった引越しの初期費用・引越し業者作業料・家具などが挙げられます。劇的に家賃・通学定期代が下がるならば引っ越すべきですが、そこまで家賃・通学定期代が下がらない場合は慎重に考える必要があります。

ちなみにですが、、、

健康保険を払わなくて済むようにする方法が実はあります。

それは、親の扶養に入り直すことです。

そのためには、大学院に入学する年に130万円以上稼いではいけません

親の扶養に入り直すことで、親にとって税金控除のメリットがあり、子供にとっては保険料を払わなくて良くなるメリットがあります。つまり、親と子にとってwin-winの取引となります。

130万円稼がないようにするためにも、大学院に入ると決めたら用意周到にお金の計画をしておくことがお勧めです。

終わりに

以上、支出についてまとめましたがいかがだったでしょうか?感想や意見などいただけたらとても嬉しいです。

先ほども書きましたが、大学院に入ると決めたら試験に合格する前でもお金についての計画は前もって立てておきましょう。忙しいから、と先延ばしにすると申請書地獄と金欠地獄が待ち構えています。

私は4月初旬に大学の授業料免除を申請しました。こちらの申請方法などの情報については後日公開する予定です。また、減らすことができる可能性があるその他の事項などについても、今後随時公開していきます。

また、今後申請がうまくいって、支出を概算より減らすことができた場合、減らすことができた具体的な金額についても公開するつもりです。

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それでは。



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