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備忘録

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アディクション

小林『人を信じられない病 信頼障害としてのアディクション』日本評論社 -- 自分が本音を漏らさなければ、自分さえ我慢して周囲の期待に応え続ければ、家族も学校生活もうまくいくのだから、と誰かにみずからの正直な感情を吐露することを諦めてきた。つまり、アディクトは「我慢を続けてきた人」なのだ。 だからこそ、彼らはアディクトではない人々より実ははるかに我慢強い。通常ならとっくに根を上げて、誰かに泣きつきたくなるような状況でも、アディクトは我慢を続ける。泣きつけるほど信頼できる、安

    • てあて

      お世話になっている鍼灸治療院さんに、げんきです、と挨拶に行った。 用事で電話をくださったときに 最近はどんなですかと聞いてくださったからだ。 相手の受け皿が、確かなときに 自分から歩み寄ることができる。 やさしいひとと親しくなるのが、不安で、 親しくなって、わたしを知られたり、失敗することで 離れてしまうことがこわい お伺いして、ちょうど先客がいなかったので、施術をしていただいた いたいところはなかったけど 右半身、腰、肩が張っていて 足が冷えていると教えてくださった

      • 永遠のような一瞬

        ものの感じ方、考え方が 人それぞれ違うことは当たり前 喜びの表現も大きさも種類も違うこと 儚く小さく感じるこの感性は 私にしかないもので、尊い。 永遠のような一瞬は集める価値があると いつも思い出していたい。 20年後30年後の自分が、 羨ましくなる、奇跡のような今を生きていることを 思い出していたい。 違うこと。ぴったりとは分かり合えないこと。 お互い様、と日々許しあっていること そのことを前提として、生きられたらいいな。 /// 自分の選んでいることを信じるこ

        • ひび割れた水瓶の話

          目に見えないもののお話をさせていただけることは とても嬉しい時間だなと思う最近です。 自分が思っていることの話をするのは苦手だったけど 心の話をしてもいいんだと思える人に たまたま出会えなかっただけだったのかなと最近思います こんなお話をシェアしてくださいました。 「自分の〝ひび割れ〟を愛する」 私は、聖心会のシスターとして、セラピストとして、ある体験をきっかけに、 40年以上、死を前にした人に寄り添うことを続けてきました。 それと同時に、生きることに悩んでいる人々の話

        アディクション

          無言の業

          「小学生の頃、寝る前に祖母と無言の業をしていたの」とお話をしてくださいました。その当時は、なんて簡単で自分にぴったりな修行なんだ!と思っていたけれど、大人になってから「話さない、喋りすぎない」ことの大切さに気づき 祖母の意図や修行の本当の意味が分かったのだとお話してくださいました。 いつか咲く種をそっと植えてくれた祖母さん。とても素敵だと思いました。 そんなお話をした晩に、大好きなお友達でありお母さんのような方と ひょんなタイミングで2人でプチ女子会ができました。 ことちゃ

          無言の業

          頼まれごとは試されごと

          必要な時に必要なことを伝えてくださる方がいます。 本日のキーワードは「頼まれごとは試されごと」 なんだか私はとってもスマートに見えているそうです。 よく見せようというつもりはないのですが、まわりへ緊張や動揺の影響を与えないようにという心づもりがあるかも。ひとり家で、仕事や家事をしている時は、あたふたカリカリしています。 もともと遊ぶことは好きではないので、自分ひとりだと 朝から晩まで仕事をしています。ものを作る仕事。とても好きです。 ただ、ひとりでいると緊張をほぐすこと

          頼まれごとは試されごと

          僕が一番欲しかったもの

          槇原敬之さんが「僕が一番欲しかったもの」という歌を作られています。 素敵なものを手に入れたときに、それを自分より必要としている人が隣にいたので 贈り続けていると、結局は何も手に残っていないんだけれど 今までで一番素敵なものを拾うことができたという曲です 今日、たくさんお世話になっている方とお話をしていると、ぽつりと同じことをおっしゃっていました。 手に入れたものはいつか手放す時が来るけれど、人にあげるとずっと残っている 自分より喜んでくれる人の手に渡った方が物も自分も嬉し

          僕が一番欲しかったもの