アディクション


小林『人を信じられない病 信頼障害としてのアディクション』日本評論社

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自分が本音を漏らさなければ、自分さえ我慢して周囲の期待に応え続ければ、家族も学校生活もうまくいくのだから、と誰かにみずからの正直な感情を吐露することを諦めてきた。つまり、アディクトは「我慢を続けてきた人」なのだ。

だからこそ、彼らはアディクトではない人々より実ははるかに我慢強い。通常ならとっくに根を上げて、誰かに泣きつきたくなるような状況でも、アディクトは我慢を続ける。泣きつけるほど信頼できる、安心できる他者を彼らは持っていないからである。
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依存、過ぎることに依存しているのか

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