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今月は「嘘スキ」の取締り月間なので、パトロールを開始しました

 ピロリン! とスマホが鳴る。画面を見ると、

「あなたの記事に対して〇〇さんがスキしました」

 と表示されている。

 う、うれしい! いったい、どんな人が「スキ」を押してくれたんだろう。記事のどこをおもしろいと思って、♡のボタンを押してくれたのか……。

 ワクワクした気持ちで、その人のプロフィールに飛ぶ。するとそこにあるのは、

フォロバ100%! noteでフォロワーを増やす方法、教えます!
投資/ビジネス/note攻略法/半年で5000万円稼ぎました/セブ島/NFT

 のような、人物像がまったく見えてこないビジネス系の文言。

ッカー、ペッ!ペッ!ッゴアー!ッッぺ!

 私は画面に向かって、ムカつく気持ちを吐き出す。

 これはnoteにかぎった話ではないのだが、SNS上には、この手のヤツが多すぎる。つまり、「嘘のイイネやスキを押して、プロフィールを見てもらおうとする謎のビジネス系アカウント」だ。

 ヤツらは、どこかからコピペしてきたみたいなプロフィールと記事をダラダラダラダラダラダラダラと投稿し、謎のビジネス系同士で互いにフォローし合い、フォロワーやスキを積み重ねている。

 もちろん、こんなものは人の勝手なので、好きにやっていればヨシだ。べつに彼らの存在そのものを否定はしない。そうやってSNSを活用している人がいるならば、私などが言うことはないだろう。

 し・か・し。

 こちとら面白いかどうかは別として、日々せっせとnoteを投稿している身である。多くの人に記事を読んでもらえるならば、それほどうれしいことはない。読者であろう人から「おまえの記事読んだぜぇ? 悪くなかったぜぇ? また読みたいぜ!」を意味するスキがもらえると、とても励みになるし、またくだらない駄文でもしたためてみるか、という気になる。

 それが、自分の好みっぽい人(男女関係なく)であれば、なおさらだ。だからスキしてくれた人のプロフィールはチェックするし、気になれば記事も読みたい。

 そうやってnoteを楽しんでいる私にとって、謎のビジネス系アカウントは、余計な期待をもたらすだけの存在でしかない。害悪である。害虫。ゲジゲジ。訪問型の宗教勧誘。法外な料金を請求する水道業者。交差点付近の路駐車。冬場の乾燥。サウナ内のお喋り。それらと同じくらい、アタマにくるものなのである。

 ただし、いかにもそういった類の謎ビジネス系はまだマシだ。なぜなら、一発で見分けがつくから。本当にやっかいなのは、プロフィールや記事は普通のユーザーなのに、やってることは謎ビジネス系と同じ、というパターン。

 つまり、外見だけは「noteを普通に楽しんでます!」みたいなツラをしておきながら、「嘘スキ」をコツコツ積み重ねることで、自分のプロフィールや記事を見てもらおうとしているヤツがいるのだ。

 では、なぜ私がそいつのスキを「嘘スキ」だと判別できるのか。以下、画像を用いて説明する。嘘スキをしている人はパトロール隊である私によって監視されているので、今後はそうしたマネはせず、内容に興味を持ってもらえるいい記事を書けるように努力したほうがいいと思う。これは自戒も込めて言う。互いに精進しようじゃないか。

★嘘スキのチェック方法★


①スキの通知が来たら、すぐにその人のプロフィールへ飛び、「スキしている記事一覧」をクリックする

②こんな感じの画面が表示される

③画面を5秒おきぐらいに更新し、そのたびに新しい記事が一番上にきているかチェックする

「嘘スキ」の場合、赤斜線の部分にドンドン新しい記事が現れる。そうなったら、嘘スキ確定だ。④へ行動を移そう


④もういちどその人のプロフィールに戻り、中指を立てる

 以上である。

 これの唯一の懸念点は、「あとで読もうと思った記事」にとりあえずスキを押しておく、という人がいる可能性だ。

 しかし、その人がスキしている記事を見れば、だいたい判別はつく。謎のビジネス系ではなく一般ユーザーに混じって嘘スキをしているヤツは、「今日の注目記事」や誰かが作成したマガジン、特定のハッシュタグを付けている投稿に対して、嘘スキを押す。

 そのへんはパトロール経験を少し積めば難なく見分けられるので、ご安心いただきたい。

 さて、これから私は、嘘スキを行うユーザーに対して、たくさんの中指を立てていくことになるだろう。もし今まで嘘スキをしていたユーザーの方がこれを読んだら、今後はどうかやめてほしい。

 そういうのって、別にあなたにもメリットはないのだから。自分の記事を読んでほしい気持ちはわかるが、それだったら内容をピカピカに磨いていきましょうぜ。

 いつか、あなたと私が互いに心からスキを送りあえる日がくるのを、楽しみにしている。

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