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あなたのことが大好き 当たり前と思っていることを言葉にし続けることが実は重要らしい【共働き中学受験日記】

先日娘に伝えた言葉「あなたのことは、生まれる前から大好きだった」小学4年生は思春期に差し掛かる子も多く、娘もどうやらその一人。友人関係、成績、様々な思い通りにいかないことなど、悩み事も多い。私のこと、誰も好きになってくれないのかな。寝る前の布団の中でそんなことをつぶやくもんだから、焦る私が口にしたのはこの言葉だった。

「あなたのことは、生まれる前から大好きだった」

娘の妊娠がわかったときは、夫は北海道で勤務をしていて、私は東京。夫は大喜びで、お腹の中の豆粒ほどの娘を見るために、飛行機に乗って東京のクリニックに向かった。そんな思い出を娘に話したら、驚いて、ちょっと笑って、眠りにつくことができた。

今回は友人関係に悩んで眠れない夜の出来事だったが、中学受験ではこうした「ただそこにいるあなたのことが好き」と、理由なく愛情を言葉にして伝えることが大切だと、専門書で読んだことがある。

成績が上がったからほめる。持久走大会で良い結果だったからほめる。ピアノが上手だったからほめる。そんなことではなく、ただそこにあなたが存在していることで私は幸せと伝え続ける。

ゆっくりのんびりな性格で、塾のみんなのペースについていけないことで「私、難しい学校には行きたくないな。だって大変だと思うから」と、受かってもいないのに言いだしたこともあった。そんな思いにさせてしまったと、塾に通わせた自分の決断に後悔したこともあった。

でも、学校での友人関係に悩んだ娘の居場所となったのは、塾だった。

学校は休みたいけれど、塾は行くと言った。
同じ目的のために集まって、週に3回顔をあわせる。勉強は難しいけれど、新しく学ぶことを楽しめる仲間。小学生のうちから放課後まで勉強をさせるなんてどうだろうかと思ったこともあったが、こんな形で娘の居場所になるとは思いもしなかった。

そして、中学は自分が行きたいところを選択できることが、娘のその先の世界を広げてくれている。未来に希望を持てることが、今頑張れる活力となっている。

これからが大変なんだろうけど、とりあえず今、よかった。中学受験という選択肢を与えておいてよかった。

※読んだ専門書は、「働くママの成功する中学受験(世界文化社)」です。


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