ときのかなたへ

テレビ局の報道の現場で番組を作り続けて15年。子育てを支援するNPOに転職して広報PR…

ときのかなたへ

テレビ局の報道の現場で番組を作り続けて15年。子育てを支援するNPOに転職して広報PRの仕事をしたのち、フリーランスで企業のPR支援をしています。働き方、子育て、生き方、誰かの役に立てればと思って綴っています。

マガジン

  • 共働き中学受験日記

    ゆっくりのんびりマイペースな娘が選んだ道は中学受験。賛否ある中学受験とどのように向き合っているのか、共働き夫婦と娘の日々を綴っていきます。

最近の記事

見過ごされた子どもたち

いじめ、不登校、様々な問題を抱えている子どもたちがいる。問題の根底には、それぞれの家庭環境が大きく影響していると実体験から考えている。出産したら自動的に親となり、自動的に子育てという重大な責任がのしかかる。正解がない子育てに自分なりの解を見つけながら進めていくしかない。人間を育てるって何だろう。いったいどう育てれば正解にたどり着くのだろう。朝ドラ「虎に翼」を毎朝視聴しながら、家庭裁判所や子どもたちに思いを巡らせ、どうしようもない気持ちになることがあるので、ここに綴っていこうと

    • あなたのことが大好き 当たり前と思っていることを言葉にし続けることが実は重要らしい【共働き中学受験日記】

      先日娘に伝えた言葉「あなたのことは、生まれる前から大好きだった」小学4年生は思春期に差し掛かる子も多く、娘もどうやらその一人。友人関係、成績、様々な思い通りにいかないことなど、悩み事も多い。私のこと、誰も好きになってくれないのかな。寝る前の布団の中でそんなことをつぶやくもんだから、焦る私が口にしたのはこの言葉だった。 「あなたのことは、生まれる前から大好きだった」 娘の妊娠がわかったときは、夫は北海道で勤務をしていて、私は東京。夫は大喜びで、お腹の中の豆粒ほどの娘を見るた

      • 塾に入るための受験があるんだ… 娘が大泣きしながら言った3つの希望【共働き中学受験日記】

        のんびりゆっくりマイペースな娘がやってみたいと言った中学受験。大手進学塾がない田舎に育った私がまず驚いたのが、塾に入るための受験がある、ということ。入塾テスト勉強の最中、娘が泣きながら言った言葉とは…。 塾って入りたい人が入れるわけじゃないんだ。 近所で評判がいい少人数制の進学塾。そして2駅先の大手の進学塾に、見学と体験講座を申し込んでみた。3年生の秋から冬ごろにかけてのことだった。 私が生まれ育ったのは、大手の進学塾が1つもない(現在もない)地方都市。希望した塾にはお金

        • のんびりゆっくりマイペースな娘が中学受験に挑戦するとさ。【共働き中学受験日記】

          この春4年生になった娘。何をするにものんびりゆっくり。マイペースな彼女が自分で「中学受験する」と言った。いまだ不安と心配でいっぱいの私と、塾通いが始まった娘の、中学受験までの日記です。(途中で終了する可能性もあり) きっかけは、保育園時代の保護者友達とその子どもたちが、久しぶりに集まって遊んだ日のことだった。話の中心となったのは、私立小学校の受験をして今通っている親子。私も私立の小学校受験は考えていなかったので、興味津々だった。 「小学校で受験が終わっちゃえば、あとは下手

        見過ごされた子どもたち

        • あなたのことが大好き 当たり前と思っていることを言葉にし続けることが実は重要らしい【共働き中学受験日記】

        • 塾に入るための受験があるんだ… 娘が大泣きしながら言った3つの希望【共働き中学受験日記】

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        • 共働き中学受験日記
          3本

        記事

          “便利さ”から距離を置いて変化した 仕事と暮らしと人付き合い

          6年前、神奈川県鎌倉の地に築40年の家を購入して、夫と子ども2人との生活を送っている。これだけ聞くと「鎌倉に古民家?なんて素敵!」と言われることも多いが、都内では庭付き戸建ては手が届かず、通勤圏内で身の丈にあった中古物件が見つかったから。キッチンとリビングをリノベーションして、そこだけは友達を呼べる状態に。他の部分は、住みながらアップデートしていくことにした。 半ば勢いで始まった鎌倉生活によって、生き方や考え方も大きく変化していった。 公園やショッピングセンターが近くにな

          “便利さ”から距離を置いて変化した 仕事と暮らしと人付き合い

          365日 報道の現場で触れた 涙と感動

          10年以上報道番組を制作してきて、この仕事でなかったら触れられなかったたくさんの人生に触れることができた。様々な人生を追体験できたことは、今の仕事や子育てにもとても影響をしている。今回は、報道の仕事の面白さについて書いてみる。 一言で報道番組といっても様々。毎日のニュース、スポーツ中継、ドキュメンタリー。私は一通り経験した。特に報道っぽいと言えば、突発の災害や事件事故だ。会社から渡された携帯を寝るときには常に枕元に置いて、鳴ればすぐに出ないと後で上司からひどく叱られる。でも

          365日 報道の現場で触れた 涙と感動

          報道番組ディレクター 通勤時間1時間半の鎌倉に移住したら上司が

          TV局の会社員だった私がフリーランスになるまでの色々を綴る記録。今回は住む場所について。ドア・ツー・ドア40分で会社に行ける社宅に住んでいた私は、2人目の産休中に通勤時間1時間半以上かかる鎌倉へ引っ越した。 1人目を出産して2人目の産休に入るまでの間、1か月半の職場復帰をしたときに「こりゃあ今までのように仕事一本に打ち込むことは難しいな」と感じた。そのことがきっかけで、少しずつ“会社や仕事のため”に生きてきた人生から、“自分の人生は自分で決める”生き方へと少しずつ変えていっ

          報道番組ディレクター 通勤時間1時間半の鎌倉に移住したら上司が

          TV局の会社員だった私がフリーランスになって 本当に大切なことを見つけるまで

          初めて自分のnoteを書きます。20年近くの会社員生活を経て、現在はフリーランスです。企業からの依頼をいただいて、ブランディングに役立つ記事を書いたり、キャンペーンの宣伝になるような記事を書いたり。SNSのアカウントも3社ほど運用しているので、文章を書く機会は多いほうかと思います。 でも、自分のnoteを書くには何をテーマにしたらいいのか。フリーランスになって3年目。この機会に書いてみたいと思ってから3年も経ってしまいました。 31歳で結婚、33歳で第一子出産。35歳で第

          TV局の会社員だった私がフリーランスになって 本当に大切なことを見つけるまで