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TOKECOM on the move!

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光の粒まで透けて見える、凛とした12月の午後。年内最後のゼミに参加するべく、足早に教室へと移動する。もったいないくらいの晴天。見上げると、何かが舞った。ドローン!

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田村ゼミの撮影に遭遇したのでした。おーい、と手を振る。どうも、と振り返してくれる。安心した。授業がオンライン中心になって以来、担当講義以外の「教室」に触れる機会は減っていた。その心細さを埋めるように、黒い羽が空に浮く。大丈夫。止まっていない。学部は、動きつづけている。

その日、もう一つの朗報が入りました。わがコミュニケーション学部=TOKECOMの新体制を紹介するウェブサイトがついにオープン!!

躍動するイメージと音声が、未来に向けて放たれる。そう、1995年に日本で初めてのコミュニケーション学部として出航したTOKECOMは、2022年度にメディア×国際の二学科体制に更新するべく、目下、設置構想中です。

このウェブサイトも、同僚諸氏が知恵と経験を持ち寄って作成したもの。身内を褒めるのは変ですが、思わず、「かっこいい…」と感嘆しました。あれ、喜八郎センセイが手を振ってる?このフランス語の声、聞き覚えがあるんだけど?気になって、以下、制作プロセスについて伺って参りました。

多様なメディア

​中心となったのは、TOKECOM教員の大橋香奈先生(移動の生活学)、佐々木裕一先生(ソーシャルメディア論)、大岩直人先生(広告論)と、本学広報課職員さんに、TOKECOM及び全学の広告制作でお世話になっている制作会社の天才! (大岩先生談)アート・ディレクターさんと、その凄腕揃いのチームの皆さん。大橋先生が構想したコピーとストーリーイメージ、佐々木先生が書いた二学科コンセプトに、それぞれ大岩先生が韻を踏ませ言葉を整え、表現として命を吹き込んだのがこちら。

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英訳はTOKECOM教員の南隆太先生、Peter Ross先生の協力に依るもの。ことばは私たちの道標となり、未来への足取りをたしかにします。

異なる文化

サイトで多用されている画像、動画は、制作チームの実写データと、フリーの海外映像素材を編集したもの。訪日者が激減した2020年の東京、渋谷で撮影に臨んだ天才ADとその相棒カメラマンは「本当に外国人いなくて、異文化多様性感の演出に困った」といいます。時間と予算の制約に加えて、コロナ流行下での制作。壁に突き当たるたび知恵をしぼり、テクノロジーと遊び心で乗り越える。ここで、手を振る喜八郎センセイが登場!「絵の不足」を補う効果も期待された「音」は初めからあったアイディアで、大岩先生は「とにかくサウンドライクなサイトにしたいのよね、とわがままを言い続けた」そう。

昔の広告会社のクリエイティブディレクターに、突然フラリとやってきて、いろいろ荒唐無稽なことばかり言って現場を攪乱させ、「でも、こういうのがチームのアイデアの拡張になるんだよね」と嬉しそうな顔をするオジサンが何人かいましたが(俗に言う、通りすがりのECDってやつです)、自分だけは将来そうならないようにと日々心掛けているつもりなのですがっ。 【大岩先生談】

生きる街で

画面右手のサウンドアイコンを「on」にすると飛び出す多言語は、すべて本学グローバルラウンジ(国際交流課)のスタッフと、幼少期にもフランス在住経験のある佐々木先生の声を収録したもの!文字通り、チーム東経大による手づくりのサイトなのでした。4月に着任された途端、慣れる間もなく遠隔授業中心の新任生活を送ることになった大橋先生はこう、振り返ります。「サイトの制作を通して、95年の開学部以来培われてきたTOKECOMならではの魅力と、これから向かう新体制のコアなコンセプトを学ぶ機会になりました」。制作担当の皆さん、本当にお疲れさまでした。

この新しいサイトとともに、2021年のTOKECOMはさらにワクワクする一年になりそうです。どうか引き続き、よろしくお願いします。

(松永智子)

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