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昨日届いた1通の嬉しいメッセージ

「とっきーさん、お願いがあるんですけど・・・」

以前こちらの記事で経緯を書いた

ドイツ語レッスンを担当した高校生から、昨日1ヶ月ぶりにLINEが届いた。

話を聞いてみると、

僕とのレッスンが終わった後、

ネイティブの先生にドイツ語を習い始めたらしいのだが、

そこで、どうしてもわからない単元があったので、教えて欲しいとのこと。

もちろん快諾し、後日オンラインでレッスンをすることにした。

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この連絡を受けた時、素直に嬉しかった。

それは、僕が生徒さんの興味関心を広げるられるように、

「面白さを伝える」ことを大切にしていたからだ。

僕はこれまでサッカーやフットサルコーチの経験や、

教員免許の取得の経験、

そして今の大学生へのキャリアカウンセリングの仕事と、

ある種「伝える」仕事を継続している。

コーチや先生という立場には、それぞれ得意なレベルがあるものだが、

僕は特に「面白さ」を伝えるのが得意だった。

一見すると難しいものを、なるべくわかりやすく、

楽しんでもらえるように説明したり、言葉を引き出すことに努めている。


例えば、今の仕事の場面でもそうだ。

大学生にとって人生の転機となる「就職活動」の

サポートをしているのだが、

ほとんどの大学生は「就活は嫌だ」「将来が不安だ」

「どうやってやればいいのかわからない」と、

ネガティブなイメージを持ちながら、僕の元に相談に来ることが多い。

それはそうだ。

将来のことなんて誰にもわからないし、

自分が何に向いているか、何がしたいのかなんて、

最初から考えられる人は少ない。

だから、僕は「進路を決めるため」に就職活動をするのではなくて、

「社会を知るため」に就職活動をしてみることを提案している。

(きっと賛否はあるけどね。)

そのために、どうやって企業研究や自己分析を進めていくのか、

1人1人に合ったやり方を伝えたり、

その人の良いところを引き出せるように色んな質問をしたりして、

キーワードが出るまで言語化してもらっている。

大抵最初はキョトンとされるが、

僕と話をすることで、「実は面白いのかも?やってみようかな」

「こうすればいいのか!」

と、一歩踏み出した後、ありがたいことに足しげく通ってくれる子が多い。

全ての人に当てはまるかは今も答えが出ていないが、

初めは難しいものでも、人は何か「面白い」と思うポイントが見つかれば、

あとは自分で進めることができるようになると考えている。

だからこそ、僕は「面白さ」を伝えることで、

頼ってくれた方に対して、前に進めるきっかけを作ってあげたい。

というポリシーのもと、さまざまな場面で伝えることを続けてきた。


高校生の段階で第二外国語としてドイツ語を勉強するというのは、

きっと海外文化に興味を持っていたとしても、壁は相当厚い。

それは、僕自身が苦戦したから、気持ちはよくわかる。

だから、「ドイツ語勉強したことがない」と最初に彼女から聞いた時、

「難しさや複雑さに途方に暮れて、挫折しないで欲しいな」と思って

オンラインレッスンを引き受けた。

僕とのレッスンが終わった後も、

ネイティブの先生に教えてもらうという、

自分で一歩先に進んだ彼女の近況報告と、

再度頼ってくれたこの一連の流れを振り返って、

「ああ、やってよかったな」と思ったエピソードだった。

彼女が楽しく理解できるように、資料を作ってみようと思う。


おしまい!


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