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一ヶ月書くチャレンジ

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『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』(いしかわゆき)を読んだことをきっかけに、1日1テーマで一ヶ月間、毎日書き続けました。
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#書く習慣1ヶ月チャレンジ

書く習慣 Day1| 今抱いている目標や夢

先日、いしかわゆき『書く習慣』を読みました。 「もっと気楽に書いてみなよ!」と背中を押してくれるやさしい本で、実際こうして「1ヶ月書くチャレンジ」に踏み切るきっかけをくれた本でもあります。ありがとう、いしかわさん。 さて、著者のいしかわさんが本の最後に提供してくれた30個のテーマ。書く人自身の解釈で答えが無限に出てくるような、広めのものが多いように思います。よし、がんばるぞ! 1. 今抱いている目標や夢 「初っ端からこれか!」と思わず頭を抱えてしまった。苦手なんです。目標

書く習慣 Day19 | 自分があまり賛成できない常識

まさに18〜19歳のころ、「常識=正しい」とは限らないという痛みがチクチクと心を突き刺す感覚がありました。 たぶん、「今まで培ってきたものが通用しない世界がある」という軽い絶望のせいかもしれません。 私の常識は誰かにとっての非常識。 逆に、私が「ありえない!」と引いてしまうことが誰かにとっては「そんなの日常茶飯事だぜ」となることも。だから世界は面白い。 いまは、私のなかで常識=当たり前という方程式ができあがっています。「正解・不正解に関わらず、現時点で何の疑問もなく受

書く習慣 Day20 | これまでで1番の後悔

「1番の」というほどでもないけれど、留学先はもう少し考えて選べばよかったと思います。これしか思い浮かばなかった。 私は、1年間の海外留学が義務付けられている大学に通っていました。 入学当初からイギリスに留学したいと考えていましたが、留学必須条件のTOEFL〇〇〇点(具体的な数字を忘れてしまった)にあと数点足りませんでした。半年待てばまたチャンスが巡ってくる状況でしたが、「これ以上時期を延ばすと卒業するタイミングに支障が出る」と考え、結局オーストラリアに決めたのです。 ただ

書く習慣 Day21 | これまでで1番のチャレンジ

チャレンジの少ない人生を送ってきました。 「いまの私にはこれがちょうどいい」くらいの感覚でさまざまな選択をしてきました。その延長線上にささやかな成長があればいいな、と。自分のことなのに、他人事のように考える癖が抜けません。 そんな私でも「あれは大きな挑戦だった」というできごとが一つだけあります。 それは、約3年前に「休む」決断をしたことです。 2019年春、仕事でとあるスランプに陥っていました。 良かれと思ってしたことが裏目に出て、結局周囲に迷惑をかけてしまう。何度

書く習慣 Day22 | 人付き合いで1番大切だと思うこと

若い頃は(と言うと母がいつも笑う)、「なんとなく好き」とか「よくわからないけど苦手」のような曖昧な感覚で人と接してきた。特に言語化したこともない。 でも、ここ数年でかなり環境が変わったことで、人付き合いをするうえで私なりに大切にしていることが一つある。 それは「自分から挨拶をすること」。 挨拶をするという行為と、その時の声の大きさ、トーン、表情や目線でなんとなく、その日のお互いのコンディションがわかる気がする。 さらに言うと「自分から」というのが肝心だ。いまの職場で働

書く習慣 Day23 | 仕事や勉強で1番大切だと思うこと

「冬至さん、おめでとう!」 数日前、まだまだ冷え込みの厳しい寒空のもと鼻水をすすりながら出勤すると、とつぜん先輩に祝福された。 一瞬何のことかわからず「え?何ですか?」と聞き返すと、彼女はキョトンとして言った。 「あれ、もしかしてまだ見てない?試験の結果……」 実は数ヶ月前、私は仕事関係のとある“試験”を受けていたのだ。自社特有のものなのであまり詳しくは言えないけれど、年に一回行われるもので、なかなか難易度が高い。合格すると一目置かれる存在となり、ある種のステイタスに

書く習慣 Day24 | 今日1日にあった印象的なこと

先日、手帳にメモしていて気付いたのだけど、二ヶ月ほど生理がきていない。 これまでは、たとえ遅れても数日から一週間ほどだったので、ここまでこないとさすがに不安になる。妊娠の可能性はゼロ。ということは、身体に何らかの異常が起こっているとしか思えない。 友人にこの状況を話すと「いますぐ病院行って!」と叱られてしまった。彼女は以前、月経不順で悩んだ末にピルを飲むようになったと聞いていたので、何かアドバイスが欲しいと思ったのだ。 「ピル飲んでる私が言うのもあれだけど、正常な周期か

書く習慣 Day25 | 今日1日にあった感謝したいこと

いま仕事帰りの電車でこれを書いている。 今日は土曜日。世間は春休みの真っ最中ということもあって、お店も朝から賑わっていた。 スーツケースやお土産の袋を持っているお客さんが多い。「どちらからいらしたんですか?」と聞くと、全国津々浦々、さまざまな土地の名前が挙がる。外国から来た人もいた。 時計が14時をまわった頃、高校生くらいのメガネをかけた男の子がやってきた。コーヒー豆が並ぶ棚の前に立ち、誰かと電話しているようだった。声をかけるべきか迷っていると、コーヒー豆を一袋と白いマグカ

書く習慣 Day26 | 今日1日にあったモヤっとしたこと

3月に入り、一気に春めいてきた。最低気温が氷点下となる日もかなり減り、道路沿いの雪壁もすっかり姿を消した。本日の天気は晴れのち雨。雪ではなく雨!暖かくなったなあ…… などと考えながら道を歩いていると、とつぜん左半身に衝撃が走った。 冷たい。めちゃめちゃ冷たい。そして寒い。 ああ、そうだ。そうだった。じつに4ヶ月ぶりの雨ということで、私はすっかり忘れていた。雨の日の歩行者に起こる悲劇。 「車の水はね」である。 道路交通法にはこのように記してある。つまり、私には運転手を

書く習慣 Day27 | 誰かに言われた大切な言葉

昔、異なる二人から同じ言葉をかけられたことがあります。本人同士はまったく関係のない人々でしたが、何の変哲もないその言葉がなぜかいまでも心に残り、たびたび思い出されるのです。 それは「笑顔がいちばん」という言葉。 初めて言われたのは、高校の卒業式でした。私は卒業アルバムにクラスメイトやお世話になった先生方からのメッセージを集めていました。最後に、2年間お世話になった担任のF先生のもとに向かいました。 F先生は50代の女性で、とても厳格でした。制服の乱れや不適切な言動をする

書く習慣 Day28 | もしも1つだけ夢が叶うとしたら

「夢が叶う」と「願いが叶う」はどう違うんだろう…… なんて、書く前にそこが気になってしまった。 「夢」と「願い」の違いは、思うに「難易度」と「叶えるまでにかかる時間」のような気がする。 たとえば、「花粉症で鼻をかみすぎて皮がむけるので鼻セレブが欲しい」というのは願いで、「鼻セレブを超えるなめらかなティッシュを発明するぞ」というのは夢。 鼻セレブ願望は、いますぐコンビニに行けば叶えられるので、難易度も低いしかかる時間も短い。 鼻セレブ超えティッシュの開発のほうが明らかに

書く習慣 Day29 | 自分にとっての幸せはどんな状態か

「幸せ」ってとても漠然とした言葉だ。なんだかぼんやりしている。つかみどころがない。 イメージとしては、身も心もこれ以上ないほど満たされている状態。でも、そんな状態が永遠に続くわけがない。 おそらく、私にとっての「幸せ」は「恐怖」でもある。 一度味わってしまったら二度と手放したくなくなってしまう。もっと、もっと、もっと欲しいと手を伸ばし続けた結果、いつか失う日が来る。天国から地獄に落とされる感覚。幸せを知っているから不幸になる。そんな絶望を味わうくらいなら、最初から幸せに

書く習慣 Day30 | 30日間書いてみて、気付いたこと

3月1日から始めた「一ヶ月書くチャレンジ」。 正直、途中で辞めるだろうなと思っていた。挫折は得意だ。そんな私がなぜ30日間書き続けることができたのか、少し振り返ってみようと思う。 「自分のために書いていい」は本当だった 実は、初めてnoteに登録したのは2022年6月。2記事ほど書いて、そのあとまったく手を付けずに放置していた。 あっという間に年が明け、2023年。 書店でタイトルに惹かれて思わず手に取った『書く習慣』という本。心のどこかで、放置しているnoteと「